地域企業魅力発信
インタビューシップ

滋賀県の企業

2017/11/09

岡安ゴム株式会社

  2017 Close-up Company!

TOP.jpg

岡安ゴムは創業80余年のゴム製造メーカーです。

国内に3拠点(滋賀の本社工場含め) 海外に1拠点(マレーシア) 展開しています。

当社の特長は社内一貫生産ができること、開発ブレーンとしての能力があること、そしてEコマースも活用して価値の提供を拡大していることです。

長年培ってきた配合技術・ノウハウを活かし材料設計・開発から行っております。社内には開発・製造・仕上加工・物流・営業・品質保証がありゴム製造メーカーとしてプロフェッショナルになることが出来ます。

また新しい挑戦としてタフロングやふく楽マットなどの自社企画品の開発やネット販売に挑戦する商品企画部を立ち上げています。

●本社所在地/滋賀県草津市山寺町271番1号
●資本金/3,000万円
●従業員数/125名(2017年4月現在・連結)
●業務内容/総合職(受注・物流・加工・製造・営業・開発・品質保証・総務・経理)

URL:http://www.okayasu-rubber.co.jp/

自己成長と共に変化する企業

 岡安ゴムは20代、30代の社員が全体の約7割を占めており若手社員が発言、活躍しやすい風土があります。自分が入社した当時、新しい環境に不安を感じていましたが教育担当だった人の年齢が近く相談しやすかった為、すぐ仕事に慣れ活躍することができました。新たな事業に若いうちから積極的に参加させてもらう事が多くやりがいを感じる事がありました。また変化に対しても積極的な企業であり、改善活動やジョブローテーションなど自身と企業の成長に繋がる活動が盛んに行われています。半年に一度上司と面談があり、現在抱えている問題や将来像を話せる機会があるので自身のキャリアビジョンに沿ったステップアップができると思います。

若手社員でも責任者としてやりがいを持って仕事しています。

 社員の教育制度が充実しており、若い時から責任のある仕事を任されます。営業部門の場合は大手取引先など20代から担当を任されたり企業向けの展示会の責任者として活躍できます。製造・加工・物流をはじめとして、各部門でも20代から昇格も可能ですのでやりがいをもって仕事ができます。困ったことがあった場合でも部署が縦割りとなっているので、後工程や前工程との繋がりが強く、また上司にも相談しやすい環境になっています。
 そして社員数の3分の1が女性であり、2017年5月に滋賀県の女性活躍推進企業に認定されており、女性も働きやすい企業になっております。女性も営業部内や物流部内、仕上加工部内、総務部内でも多数活躍しています。

〈若手社員インタビュー〉製造1課 坂元さんに聞く!会社の変化の波を乗りこなす

 生産部で受発注業務に携わっている坂元さん。ここ数年で会社全体が大きく変化したと実感しています。特に、以前に比べて「より良い方法を模索することを求められるようになった」とおっしゃっていました。坂元さん自身も、以前は複数に分かれていた受発注システムの統一化を提案したところ、意見が通りシステムを簡易化することができたそうです。また、1人が1顧客を担当する仕組みから、同業務に関わるスタッフ全体で1顧客の各作業を分担するように変わったため、後輩と連携を取りながら対処する必要が増したと話してくださいました。その際、大事にしているのは、相手に合わせた「柔軟なコミュニケーション」をとることで、会社の変化に柔軟な対応を取り続ける姿に心強さを感じました。

〈中堅社員インタビュー〉製造1課主任 武長さんに聞く!ゴム製造の大黒柱

 生産部で押出ゴム製造の主任をされている武長さん。12年前、ゴムに加硫を行う大規模な機械に魅せられ、入社を決めたそうです。ゴムの仕上がりは、温度や湿度などの影響により、季節ごとにばらつきがあり、「これらの情報を集約し、生産性を向上させたい」とお話し下さいました。また以前は工程毎に部署が分かれていたが、現在は、事業ごとに分かれるようになったため、どの工程が律速段階か一目でわかるようになったそうです。武長さん自身も下積みの頃、情報共有の大切さを実感した経験から、後輩とのコミュニケーションを密にし、上司と後輩間の意見の伝達をとりもつことで組織の風通しの良さの向上に注力していらっしゃいます。

〈経営層インタビュー〉杉 生産部長に聞く!与えられた仕事に満足しない姿勢の追求

 生産部部長の杉さん。ゴムの形を作るだけでなく、材料の配合設計や金型と口金の設計を自社で行えることが岡安ゴムの強みであるとおっしゃっていました。さらにこれを活かしつつ自社オリジナル商品を一般消費者向けに売り出していきたいと次のステージのことをお話し下さいました。また、会社で大事にされている姿勢として強調していたのは、「まず一つ目に良い事は改善、次に良い事は改善しようとして失敗する、一番いけないのは何もしないこと」。そのため、立場関係なく全ての従業員が意見を言いやすい環境作り、そして改善自体のスピード感の付与に力を入れていらっしゃいます。杉さんは勤続26年のベテランで、お話を伺っていて、近年増えてきた若手社員にその情熱は十分伝わっていることが感じられました。

〈取材者から見た企業の魅力〉自分も会社も成長し続ける

 「自分も会社も成長し続ける」岡安ゴムにはそれが実践できるシステムが揃っています。まず、ジョブローテーション制度により、広く深い知識と経験を身に付ける機会が与えられていて、立場関係なく意見を制度化されていました。そのため、全社一丸となって働きやすい環境づくり、そして生産性向上のための改善が続けられ、日々成長していています。事業自体も、これまで他社が手を出しにくかった色物ゴム製造への挑戦や、一般消費者に向けた商品をネットで直接販売するといった新たな方向に展開し続けており大変勢いを感じる企業でした。
 インタビューを通じて、色々な業務に挑戦し自分を高めていきたい方や、会社の成長に貢献したいと考えている方、そんな方にはぜひおすすめの会社と感じました。

                                         私たちが記事を作成しました。
                                        【企業担当】営業部・生産部/坂元香苗/神野康平/奥村一斗
                                        【取材担当】立命館大学大学院/本多恵実

PAGE TOP