地域企業魅力発信
インタビューシップ

　クローバーの企業理念は、「全力で事業に取り組み　人々の人生を豊かに」です。
豊かさの中には、経済的な豊かさ、身体的な豊かさ、精神的な豊かさがあると考えています。従業員の幸せを第一としお客様または当社と関わる人々に豊かになっていただき、地域社会に貢献していきます。日々の仕事の合間にも冗談を言い合いながら笑顔が絶えない会社です。

　私たちの職場は、お客様から預かった製品をピッキング、梱包し出荷します。約３万点もある製品の中から伝票に基づきピッキングするのですが、類似品も多く間違いやすい現実があります。ミスが発生するとチームで検証をし、「確かな製品をお客様にお届けする」というスローガンの下、みんなで改善をしていきます。先日、不良発生していない日数が339日達成しお取引先様から表彰していただきました。私一人の成果ではなく、みんなの成果は感無量でした。自分たちで考えたことを「やってみなはれ」精神でやらしていただける社風は私にとってやりがいがあります。これからもチームとしての成果に挑戦し続けていきます。

　金澤さんは現在、製品検査業務をされています。以前は全く異業種の仕事をされていたそうで、入社した当初は覚えることがいっぱいでパニックになったこともあったそうです。先輩社員や役員の方から毎日声を掛けていただき、現在は検査業務を任されています。前職では自分で判断することもなかったそうですが、現在の会社に入社し自分の判断で仕事をする責任の重さを感じると同時にやりがいも感じておられるそうです。屈託のない笑顔が素敵で、私も一緒に仕事したくなりました。

　元々派遣社員だった松井さんは、自分自身の中でこのままでいいのだろうかと疑問を抱くようになり、そんな時クローバーの役員（姉崎常務）から、うちで今度、物流現場を請負することになったので、そこで正社員で働かないかと言われました。自分のキャリアでやっていけるのか不安はありましたが、「共にやっていこう」と言われた言葉に安心と共感をし是非お願いしますと、入社を決意しました。立ち上げの職場ということもあり最初は正直大変だったそうです。そんな松井さんは、今では13名の従業員がいる職場のチームリーダーです。日々の問題、課題に目を背けることなく挑戦し続ける姿に感動しました。

　起業時は、何も考えてなくただお金を稼いで贅沢していいくらしができたらいいと思っていたそうです。そこから社員さんも増えてきてこの会社を成長、発展させていかなければと気づかれ、現在は「理念経営」を実践されています。会社の存在意義を明確にし従業員の方にもしっかり伝える。社長は、「１回伝えた、発表しただけではダメで伝え続けなければいけない」と言われたのが印象に残りました。繰り返し繰り返し伝え続けること。ある意味では経営者の使命でもあり、経営者自身にも言い聞かせておられるような気もしました。高い志を掲げ、ぶれない経営を今後も実践していきたいとおっしゃっていました。

　今回、クローバー様を訪問させていただき感じたのは、社長または役員の方と従業員の方との距離が非常に近く感じました。会社の規模にもよる部分はあるかと思いますが、それでも社長と従業員の方との会話、振る舞いを見ているとフレンドリーさの中にも仕事の厳しさもあり、活き活き感とメリハリのある企業でした。また、経営者の方へのインタビューでは私のような10代の学生にも真剣に話をして下さり、何事にも全力で取り組まれていることを実感しました。私自身、2年後には卒業し就職ですが、従業員が成長できる企業に就職したいと思いました。大変勉強になりました。ありがとうございました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私たちが記事を作成しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【企業担当】本社・常務・姉崎弘二
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【取材担当】京都医健康専門学校・中川翔