地域企業魅力発信
インタビューシップ
和歌山県の企業
株式会社総本家駿河屋 (平成28年取材)
株式会社 総本家駿河屋 様
取材者 和歌山信愛女子短期大学 中西みよこ
和歌山信愛女子短期大学 大坪未歩
株式会社総本家駿河屋様は、室町年間中期(寛正2年-1461年)に創業し、現在本社は、和歌山 にあり550年の歴史がある和菓子の製造販売をしている会社です。羊羹の元祖として和歌山と京都伏見において、伝統の味を持つ羊羹を製造販売しています。
また、伝統の味だけではなく新商品の開発を積極的に行っており、洋菓子のワッフルや生プリン等、様々なお菓子作りに挑戦しています。
愛されて550年
元祖羊羹処が厳選した原料を使い家伝の製法で作り上げた逸品です。羊羹は保存性に優れており、非常食にも適しています。煉羊羹がまだ開発される前、当時の蒸羊羹は日もちが悪くこれを改良し、伏見で発見された寒天を用いて、炊き上げる煉羊羹が創製されました。和歌山では、当初の饅頭処から連綿と続く「本ノ字饅頭」を昔ながらの製法を引き継ぎ、その味を伝えている会社です。
今回のインタビューでは、代表取締役の岡本社長に会社の魅力を伺いました。
取材の様子
(左) 代表取締役 岡本社長 (右手前) 中西みよこさん(右奥)大坪未歩さん
社 名 株式会社 総本家駿河屋
設 立 平成26年11月7日
資本金 3,000万円
代表者 代表取締役社長 岡本良太
事業内容 和菓子製造販売
岡本社長に聞く!駿河屋の復活は、みんなが待ち望んでいた事だと思います。のれんを引き継ぎ、新会社として復活した駿河屋について社長の思いを教えて下さい。
旧駿河屋というのは550年続いて皆様にお越しいただいていたのですが、いろいろなことがあって歴史を降ろすことになって非常に言いようのない喪失感と言いますか残念な想いだったのですが、その後、和歌山の皆様の応援いろんな運動、拾ってくださる方がいらっしゃることでこうやってまたのれんを掲げることが出来て、皆様の応援に応えること新しく僕らのやっていかないといけないと使命感を持ってやっております。
岡本社長に聞く!老舗の和菓子店として伝統を守っていかれると思いますが、新商品の開発や、あらたな試みなどについて
うちは昔から煉羊羹、本ノ字饅頭という2つの商品が看板商品であって、昔ながらの商品を大事にしていかないと、とは思っているのですが、やはりまだ駿河屋を知らない駿河屋のお菓子を食べたことがないという方がたくさんいらっしゃるというのも現実ですので、新しい試みとして洋菓子のワッフルであったり、生プリンであったり親しみやすいお買い求めいただきやすい商品開発をこれからも心掛けていきたいなと思っております。また、来ていただきやすさという意味では、駿河町の本店の横に喫茶スペースを設けていまして、前よりうちのお菓子に親しみを持っていただけるような室内をしております。