地域企業魅力発信
インタビューシップ

奈良県の企業

2018/01/15

国広産業株式会社

  2017 Close-up Company!

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「プラスチックメディア製造業界No.1の国広産業」当社ではバレル加工時に用いるプラスチックメディア(研磨石)を製造しています。プラスチックメディアとは、プラスチック製研磨石のことです。日常生活の中でプラスチックメディアを目にすることはありませんが、普段使用している自動車やスマートフォンなどの部品を磨く際に使用されており、工業製品の2次加工に必要不可欠なものになります。いわば縁の下の力持ちといった存在です。国内で同業者は国広産業以外に2社しかなく、その中でも当社は約350種類と多くの研磨石を製造しており、国内シェアの70%を占めているニッチトップ企業です。また、微小サイズメディアの製造は国広産業でしかできないもので当社の強みです。今後はさらなるの微小化また航空機分野にも活躍の場を広げていきたいと考えています。

●本社所在地/〒639-2121 葛城市新村39番地
●資本金/1,000万円
●従業員数/30人
●事業内容/バレル研磨用プラスチックメディアの製造

URL:http://www.kunihirosangyou.co.jp/

企業の社風と、社風のわかるエピソード[真面目に・粘り強く・地道にこつこつと]

国広産業の社風は”誠実”です。お客様のニーズに応えるため、日々の業務効率改善を行い、リーダーを中心に打ち合わせを行なうなど自分から進んで行動する姿があります。企業説明会やインターンシップにも会社全体で取り組み、インターンシップを経験した学生が当社の採用試験を受け、入社されています。また得意先や仕入先など社外関係者にも真摯に接し、お客様から「近くまで来たから」と事務所までお顔を覘かせてもらうこともあります。他にも資格取得に対し勉強に励み、次ステップに向けて取り組む姿もあります。またお客様の要望に応えるため様々な改善・打ち合わせを繰り返し、満足してもらえる製品を製造するために日々従業員全員で力を合わせながら業務に取り組んでいます。

若手社員から見た会社自慢 [様々な仕事に挑戦できる]

国広産業は30名の会社です。業務の中で様々な仕事に挑戦することができます。私は入社3年目(21歳)で、現在総務部に所属しております。今では試算表の作成の際に伝票の記入から会計ソフトの入力・確認まで行ないます。入社2年目の頃からこのような仕事を担うことができる会社は少ないと思います。また人事に関して、プロジェクトの考案や進行なども行ない、原稿が出来上がるごとにやりがいを感じています。現場の従業員も入社1〜2年目でリーダーに抜擢され、打ち合わせをしたり、計画を立てるなどリーダーならではの仕事を行い、挑戦しています。入社年数に関係なく実力主義のため、従業員全員に可能性があります。私は今後、様々なことに挑戦しスキルを身につけていきたいと思います。また身につけたスキルを活用し、今後の仕事に活かせるよう努力し、日々業務に取り組んでいます。

若手社員へのインタビュー [社会人としての責任感が生じ、周りの人へ配慮するようになった]

入社して変わったことは、体調管理やお金の管理を自己責任で行うようになったことだそうです。仕事に支障がないような生活習慣を心がけるようになり、学生時代とは違って夜更かしはしないとの回答がありました。学生時代のアルバイト時は、仕事への責任はあまり感じていなかった。しかし社会人になると仕事への責任感が生じるなど学生と社会人の違いについて意見をいただきました。また、学生時代は自分中心に物事を考えがちでも、入社後は周りの人へ配慮する考え方が身についたとのことでした。信頼を保つために締め切りや納期を厳守することを常に心がけているそうです。私も規則正しい生活習慣を心がけたり、周りの人へ配慮する考え方を身につけたりしようと思います。さらに社会人になる準備として、バイトをする時に社員の方々の物の見方や行動を観察し、良いところを真似して責任感などを身につけていきたいです。

中堅社員へのインタビュー [検品班のリーダーとしての心がけ]

業務は検品だけでなく出荷準備や出荷に使う段ボール箱の在庫管理や、ごみの回収の積み込みの手伝いなどの仕事も受け持っておられます。入社直後は指示待ちで受け身な姿勢で仕事に取り組んでいたが、現在はリーダーとして仕事の流れをつかんで指示を出せるようになったとお聞きしました。社員の適材適所を考えて仕事を割り振るのは大変とのことでした。仕事で芳しくない結果が出た時は、数字で具体的に結果を示すなど伝え方を工夫するように心がけ、良い結果が出た時は、社員全員の努力によって目標を達成することができたということを胸に刻んで仕事に励むとのことです。私も仕事で人に指示を出す時には伝え方を工夫しようと思います。また、常に仕事の効率化を考える姿勢も身につけて、頼れるリーダーになりたいです。将来リーダーになった時に様々な仕事をこなせるようになるために、臨機応変に行動する努力をしようと思います。

経営層(社長または役員など)へのインタビュー [お客さんのことを第一に考え、プロ意識を持って仕事をすべき]

物事の中心はお客さんの気持ちだということに1番気を配っているとお聞きしました。また、約束は必ず守る。できないことはできないと断ることも大切だと考えておられます。会社経営は人と人との関わりなので、誠意をもって相手に接し、信頼関係を築くことが重要と教えていただきました。社員にはプロ意識を身につけてもらい、体調や気分の不調があっても、あからさまに表に出してはいけないそうです。また、結果を早く求めすぎずに10年後を見据えて目標を立てて努力して欲しい、社員の成長が会社の成長に繋がるので目標や夢を持って成長していってもらいたいとのことでした。私も数年後を見据えて目標を立て、行動していこうと思います。また、信頼関係を築くことを意識して周りの人へ接しようと思います。家族や友人など身近な人ばかりでなくバイト先の社員さんなど自分とは世代が違う方や、お客さんとの接し方もよく考えていこうと思います。

学生から見た企業の魅力[社員の健康にも気を配り、より働きやすい職場に]

私が魅力的だと感じたのは、社員の健康を考えるプロジェクトです。現在取り組みが行われている禁煙のプロジェクトでは、禁煙する人を支援したり啓発ポスターを社内の様々な場所に掲示したりしていて、とても効果的だと思いました。2018年9月からは社内が全面禁煙になるとお聞きしています。また、喫煙していない人へも運動などの健康維持を呼びかけており、支援プログラムがあるそうです。健康は仕事をする上で大切なことなので、社員の健康に気を配ると仕事の能率が上がるのではないでしょうか。このことを踏まえて将来私は就職活動の時に、企業が社員の健康に気を配っているのかについても調べていきたいと思います。就職してから働き続ける数十年間、健康に仕事をしたいです。不健康な物のうち特にタバコは依存性があり危険なので、禁煙のプロジェクトは魅力的だと思います。

                                            私たちが記事を作成しました。
                                            【企業担当】総務部・久保瑞季
                                            【取材担当】奈良女子大学・谷田光

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