地域企業魅力発信
インタビューシップ

奈良県の企業

2018/02/07

株式会社ソシアル

  2017 Close-up Company!

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他に真似の出来ない圧倒的な技術力を駆使し、2015年より5ヶ年計画で欧米でも認知される日本ブランドを目指して自社ブランド戦略を加速しています。
なお、自社オリジナル加工技術「マチュア加工」は平成26年度より経済産業省「地域資源活用事業」の事業認定を受けております。
それは独創的な加工技術を利用して今までにない商品を、いにしえの都・奈良という地域資源を活用して世界的視野でものづくりを行う試みです。他社に真似の出来ないオンリーワン技術で全社一体となって飛躍して行きたいと思っております。

●本社所在地/奈良県御所市櫛羅2140番地
●資本金/1,000万円
●従業員数/40人
●事業内容/婦人・紳士服の製造販売、服飾小物・ラグの製造販売。学校向け制服の製造。

URL:https://www.sociel.co.jp/

1本の糸から始まるニットテクニック

既存のOEM事業では、その開発力を活かし日本を代表するDCブランドとも深みのある提携を行っております。それ以外に小物ブランド「yukurani」、インテリアラグブランド「circusplus」、手芸用編地ブランド「CHOKOTTO」に代表されるオリジナルブランドも展開しております。また独自開発加工の「マチュア加工」はオンリーワン技術として商品開発の柱となっており、お客様からは大変高評価をいただいており、会社全体の励みにもなっております。
http://chokotto-knit.com/
https://www.circusplus.jp/

人にやさしい職場

女性・男性の性別や役職に関係なく、フラットな職場環境です。全社員が同じフロアに在籍し、非常に風通しのよい勤務環境です。自分達が手間暇かけて作った商品が世界的なブランドの商品となって欧州を始め世界に出荷されるのは正直うれしいです。まさかこんな奈良の工場で作られているとは購入なさるお客様も思われてないと思いますが、それでも作り手の会社としては誇りに思ってます。また、男性より女性が圧倒的に多い会社ですので、女性の意見が通りやすい職場です。

若手社員へのインタビュー [やりがいのある職場]

入社して1年ぐらいは、技術力もないので、ほとんど会社の戦力にはなっていなかったと思います。しかし先輩から懇切丁寧に粘り強く指導していただいたお陰でがんばる事が出来ました。これからはプラスになれるようにがんばります。また日本でモノづくりを行い、なおかつ弊社の商品は手間暇がかかり、製造工程も多く、商品が出来るまでには多くの工数がかかります。したがって販売価格ははっきり言って高いです。しかし、実直に真面目に裏切らない商品を作る事がお客様からの信用になり仕事に反映されます。目立つ立場ではありませんが、それだけの値打ちがある商品作成を行えてるという喜びも最近感じられるようになりました。

中堅社員へのインタビュー [地道な作業も多いですが、いずれ花開きます]

商品は短サイクルで回転していくので、毎日のように扱う製品が変わっていきます。今では新人社員に指導をする立場になってきてますが、基本の作業はベテランも新人も全て同じで、「要は手を抜かない」これに尽きます。少しぐらいという感覚が商品のレベルを下げて結果的に会社の評判を落とし、最終的には自分の身に跳ね返ってきます。やはり地道にコツコツと行う作業の積み重ねが信頼に結び付くという事を理解出来れば伸びます。最終購買者のお客様目線を忘れずにものづくりをする事が何よりも重要だと考えます。

経営層(社長または役員など)へのインタビュー [田舎の会社ですが・・・・]

現社長は二代目で創業してからは50年近くなります。創業時より、お客様の満足が自社の満足となるように常に心がけております。独りよがりの製品開発でなく、存在価値を見出していただけるような製品を作りたいと願っております。また常にオンリーワン技術に磨きをかけ、一歩先をゆく会社であり続けたいと思っております。進むことを止めればその時点で会社の成長は止まり命運もないと信じております。若い社員からも創造力や活力をもらい、絶えず進化しつづける会社でありたいと思っております。

取材者から見た企業の魅力 [基本は1本の糸からスタート]

原料を入荷した時は、ただの1本の糸です。出発は同じ糸でも最終商品では、時にはセーター、時にはショール、ラグと全然形態の違う商品に生まれ変わります。そこに多くの人の手間と技術を織りこむ事で、ファッションという美しい商品に生まれ変わります。そうして商品をつくる事の大変さや大事さを知れば知るほど、物づくりがいかに大事かを思い知らされました。また製造業の奥深さも知ることが出来て非常に有意義な体験を積むことが出来ました。

                                            私たちが記事を作成しました。
                                            【企業担当】代表取締役・瀬川英樹
                                            【取材担当】帝塚山大学・迎田悠希

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