地域企業魅力発信
インタビューシップ
奈良県の企業
株式会社エヌ・アイ・プランニング
2017 Close-up Company!
株式会社エヌ・アイ・プランニングは、奈良の活性化を目指す、総合コミュニケーション企業です。イベント、フラワー部門から始まり、出版、ITなど幅広い事業を手がけています。これらそれぞれの異なる事業の中で一貫しているのは、“地域の声に耳を傾け、地域に密着した仕事をしている”という点です。2018年3月に、創刊20周年を迎える「タウン情報ぱ〜ぷる」をはじめとし、さまざまな媒体やイベントを通じて、地元の人・企業・店舗との「つながり」を培ってきました。この「つながり」を何よりも大切なツールとし、奈良を豊かに、そして活力ある都市にしていくため、日々新しいアイデアの実現にトライしている会社です。
●本社所在地/奈良県生駒市元町1-6-12 生駒セイセイビル6F
●資本金/1,000万円
●従業員数/47人
●事業内容/イベント、出版、フラワー、通販、WEB、地域活性化事業
アイデアと活気があふれる会社です!
50名前後の社員がいるこの会社では、20〜30代の若い世代の社員が多く活躍しており、皆が日々、精力的に奈良県内を走り回っています。そのため、社員全員が顔をあわせるという機会はあまり有りませんが、その分、それぞれが集まり、コミュニケーションをとることのできる時間を大切にしています。例えば、朝、始業前に有志が集まりスムージーを作って飲む「スムージー・バー」や、社員それぞれの家族も参加できるBBQなど、それぞれの社員が自由に発案し、実行しているイベント・集まりが沢山あります。また、出版やイベントを中心とする会社としては珍しく、一人一人のワークライフバランスや健康面へも目を向けており、地場産有機野菜の社内販売などもあります。
女性が活躍できるフィールドであること
弊社は、奈良の何でも屋。特に女性が活躍できるフィールドがたくさんあります。メディアの「出版事業」では、ぱーぷるに携わる編集部の全員が女性です。ママ事業を担うのも、もちろん子を持つ女性たちです。その他、通販サイト『ナラノコト』や『奈良食べる通信』においても、女性が中心となって記事を書いたり、編集をします。もう、「女性だから…」という時代ではありません。「女性だからこそ」できる仕事がたくさんあり、能力を発揮できます。そんな考えを尊重してくれるのが我が社のいいところです。
[ローカルデザイン事業部 『奈良食べる通信』副編集長 源口葉月]
若手社員・松石さんへのインタビュー
−入社した理由について聞かせてください。
この会社に入る以前に、テレビ局、八百屋で働いていました。もともと食に興味があり、弊社での「食と農」の仕事での募集があったので入社しました。
−仕事へのモチベーションに繋がることや、やりがいに感じることはありますか?
取材などで実際に地元の方や生産者の方などと会ってそこで直接反応がもらえること、人とダイレクトに繋がれることです。
−大変なところはどこですか?
イベントの規模が大きいので、仕事の量が多く、スケジュールの管理が大変です。
−これからの目標などはありますか?
入社1年目なので、まず、今受け持っている「シェフェスタ」のイベントを成功させることが目標です。仕事に馴染んでから自分が何ができるのかというところです。
[ローカルデザイン事業部 奈良フードフェスティバル実行委員会 松石有矢]
中堅社員・源口さんへのインタビュー
−この仕事を選んだ理由について聞かせてください。
元々大学ではメディア系を専攻していて、雑誌の編集部でアルバイトもしていました。アルバイト先での編集長に憧れたことがこの業界を選んだ理由です。弊社を選択した理由としては、大学のゼミの先輩からの紹介があったこと、出版だけでなく、出版からの広がりがある事業展開をしていたことです。
−仕事をするうえで意識していることはありますか?
「人の役に立つ・会社の役に立つ・社会の役に立つ」の3つを意識しています。今は、人と人とのつながりを生み出すことを大切にしています。
−これからの目標を教えてください。
女性ということもあって、これから家事・育児と仕事以外にもやらなければならないことが増えていきます。それでも、ワークライフバランスを考え、自分がこなしていけるキャパシティーを増やしていきたいし、自然と増えていっているとも思います。
[ローカルデザイン事業部 『奈良食べる通信』副編集長 源口葉月]
部長・福吉さんへのインタビュー
−部署立ち上げのきっかけについて聞かせてください。
新規事業の立ち上げのために入社しました。メディアとしての事業の可能性を探るため、またメディアに代わるものとして「食と農と観光」で新たに事業を行うことを目的としていました。「食」としてはシェフェスタのブランディングを図る、「農」ではシェフェスタは途切れてしまっている生産者と消費者を繋げるため食べる通信を創刊しました。「観光」ではwebサイト『voice cream』の立ち上げを行い、県内以外にも全国、国外への発信も行っています。
−これからの事業としての目標は?
農と食と向き合うことで、日本の社会問題に向き合う機会も増えました。奈良の地域の課題を解決していくことを目指していて、中山間地の活性化のため2017年10月に下北山にサテライトオフィスの創設をしました。自分のポジションでの仕事でいえば事業のプレイヤー・スタッフの育成をしていきます。
−仕事のやりがいは何ですか?
シェフェスタ・食べる通信・地域創生のすべてで共通することで、自分たちのコンテンツが必要とされている、人を幸せにする仕事が出来ていることは有難いことだと思います。
[ローカルデザイン事業部 部長 福吉貴英]
学生から見た企業の魅力
2週間、ローカルデザイン事業部でお仕事に関わらせていただきました。私が感じた会社の雰囲気は良い意味で自由という印象でした。皆さんそれぞれが抱えているお仕事の量は多く、社外に出ていることが多いのでとても忙しそうでしたが、仕事に対しての姿勢が積極的で自分からどんどん動いていました。また、仕事や働き方に対して柔軟な考え方を持っています。実習期間の中でローカルデザイン事業部、編集部の方のお話を聞く機会も多く「人とつながる」という言葉をよく耳にしました。実際に仕事を体験していくなかでも、私自身人との繋がりを感じることが多く、この、人との繋がりがなければできない仕事であるなということを一番強く感じ、魅力的なところだと思います。
私たちが記事を作成しました。
【企業担当】ローカルデザイン事業部・福吉貴英
【取材担当】奈良女子大学・岩貞優花