地域企業魅力発信
インタビューシップ

京都府の企業

2017/02/17

ニシムラ株式会社 (平成28年取材)

ニシムラ株式会社 様

             取材者     京都女子大学   山口綾加 他2名   

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【はじめに】会社説明〜ニシムラ株式会社の歴史〜

 

 ニシムラ株式会社は京都府と滋賀県を中心に様々な会社と取引をしている商社です。昭和5年4月上京区堀川中立売りで電気材料店として西村商店を創業されたことから始まりました。今では260社を超えるメーカーから資材を仕入れ、販売を行う商社として確固たる地位を築きあげました。

 例えば、LED照明から太陽光発電設備や住宅設備機器など、顧客に最適なシステムを提案しています。また、顧客満足の更なる向上を目指し、堅実経営に基づいた自己革新の企業風土を構築しています。

 

 今回は、総務部の坂井様、京都女子大学卒業生の山本様にインタビューしました。

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【ニシムラ株式会社の魅力(1)】営業

「商社といえば営業」というイメージをもっている方も多いのではないのでしょうか。そこで、営業職のやりがいについて聞いてみました。

1.営業職のやりがい
 ずばり、自分で工夫したことをどんどん試すことができる環境であるということです。それは2点あります。
1点目は、若手社員は30件ほどの顧客を担当し、1日の訪問スケジュールを工夫することができるところです。1日に訪問できる数は限りがありますが、日頃からコツコツ訪問することが大切です。また、その日に何件をどの順番で回るのかを自分で工夫して決めることができます。

 2点目はアプローチ方法を工夫することができるところです。ニシムラ株式会社では、営業方法について1年に1回研修があります。研修で学んだことを実践し、さらに独自で工夫をしながら営業を行うことができます。また、顧客によっては趣味の話題で盛り上がることがあるため、様々なところから情報収集を欠かさない社員もいます。

 このような試行錯誤をして得た注文は自信につながり、営業社員は良かった点、見直すべき点を振り返って次に活かしていきます。積み重なったその学びによって、顧客が変わっても対応することができます。ニシムラ株式会社では、入社年数が上がるごとに契約規模が大きい顧客を担当するので、どんな顧客であっても対応できる営業職を目指すことができます。

2.営業事務のやりがい
 営業事務の仕事とは、営業職が受けた注文と、顧客から直接電話で受けた注文から発送準備を行うことです。在庫がない場合は、メーカーに発注します。仕事をする上での連絡手段は、電話が多いです。
電話応対は顔が見えないコミュニケーションになるため、声だけで親切丁寧に対応することが大切です。そのためには、親近感を感じていただくことを心がけます。

 さらに、事務だけではなく提案もすることができます。顧客から直接電話で注文を受ける時には商品を指定されることはあまりないので、用途や要望の相談から商品を探すことが求められます。

 営業職経験者とペアになって営業事務を行うので、商品知識を教えてもらいながら少しずつ蓄えることができます。電線など工事の初期段階で必要な資材は発送が遅くなると工事のスケジュールに影響を及ぼしてしまうので、早急に商品を提案することが大切です。
 電話応対の中で素早く商品を探して提案ができれば、顧客にも喜んでいただけます。実際、良い対応が次回からの電話応対の指名に繋がった営業事務の社員もいるそうです。

ニシムラ株式会社の営業では、営業職も営業事務も会社の根幹を支える重要な存在であることが分かりました。

【ニシムラ株式会社の魅力(2)】「エレトピア」

1.「エレトピア」とは
 ニシムラ株式会社における一大イベントとして「エレトピア」があります。
「エレトピア」とは、ニシムラ株式会社、メーカー、顧客が一堂に会するイベントです。春と秋に開催され、特に規模の大きい春の「エレトピア」では2日間で顧客5500人とメーカー社員、ニシムラ社員を合わせて6200人もの人で溢れかえります。「エレトピア」は招待制で、日頃からお世話になっている取引先の家族の皆さんを招待しています。

2.“お客様への感謝”のイベント
 主な目的は、顧客にメーカー商品を買ってもらうことです。メーカーごとにブースが設けられており、メーカー社員から商品の説明を受けることができます。“メーカー社員と顧客が直に顔を合わせることができる”機会となっており、これはエレトピアの醍醐味です。そこでニシムラ社員は何をするのでしょうか?

 営業職は顧客について、商品説明をして周ります。営業以外の社員はイベントを運営しています。商談自体はメーカー社員が行いますが、これはニシムラを介しての商品購入となるのでたくさんの注文が入り、利益も上がる貴重な機会です。顧客側の利点は価格が安く、その時の最新のものを一気に見ることもでき、メーカー社員と顔を合わせられることです。メーカー側の利点としてもその場で売り上げが上がる絶好の機会となっています。

3.やりがいにつながる
 日頃は電話で顧客とやりとりする営業事務はこの「エレトピア」で顧客と初めて会うことも多く、ここで「いつもありがとう」「あなたが◯◯さんね」など声を掛けられることが仕事のやりがいにもつながっているようです。また、たくさんの人に来てもらうために家族連れ向けのキャラクターショーやビンゴゲームなどのイベントも実施しており、その場では女性社員の方々が活躍しています。

 このように「エレトピア」はニシムラ株式会社社員全員がそれぞれの場で活躍し、顧客に楽しんでもらうための工夫と利益を上げる工夫に溢れているイベントです。

【ニシムラ株式会社の魅力(3)】ソフトボール大会

 ニシムラ株式会社では毎年必ず行われている一大イベントがあります。それは、ソフトボール大会です。新入社員歓迎会という名目で行われているものです。

1.ソフトボール大会の楽しみ方
 毎年、6月の第1土曜日に行われ、40年以上も前から継続して行われています。全国の支社から本社がある京都に社員が集まります。参加した全社員の中で8チームが作られ、トーナメント制でコート4面を使い試合が行われます。

「ハッスル賞」、「ファインプレー賞」、「珍プレー賞」など様々な賞があり、新人社員と女性社員は必ず賞をもらうことができます。中でも、「珍プレー賞」は大会の中で笑いを引き起こした社員に贈られこの大会の楽しさを象徴する賞といえます。敗者復活戦もあることで全社員が1日中楽しむことができるイベントです。

2.ソフトボール大会を通して
 ソフトボール大会では、社員がお互いのプライベートの意外な一面を見ることができ、社員同士の仲も深まります。また、「参加してよかった」と思われるようなイベント作りを一生懸命されている総務部の方の意欲がとても素敵でした。

 社風を一言で表すと「和気あいあい」だそうです。男女問わず、困ったことに対処・助け合いをする精神を社員同士がもっています。そのためソフトボール大会に限らず、すごく仲の良い雰囲気が溢れていました。

【最後に】求める人物像

“元気・明るい・素直”な人
特に、“元気ハツラツ”であることを重要視します。

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