地域企業魅力発信
インタビューシップ

福井県の企業

2017/11/09

株式会社ホリタ

  2017 Close-up Company!

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「ようこそホリタへ!」これはホリタを選んでお越しくださったことに感謝の意味を込めお客様1人1人にお声がけするごあいさつです。
株式会社ホリタは、福井県内で文房具店を3店舗経営しています。「ホリタ文具」と聞いて福井生まれの30代以上の方は福井市の田原町という文教地区にある商店街で営んでいた小さな文房具店時代を懐かしんでくださる方もいるのではないでしょうか。その店舗を原点に、現在は場所を変え、文房具だけではなくファッション雑貨なども扱うお洒落で楽しいお店へと進化しました。社員一同、お客様に『遠くのディズニーランド、近くのホリタ』と思っていただけるくらいワクワクがとまらないお店作りを目指し「ようこそホリタへ♪」と毎日楽しんで頑張っています。

●本社所在地/福井県福井市大願寺3-9-1
●資本金/1,000万円
●従業員数/34名
●事業内容/文具、雑貨、書籍等の小売店。文具、オフィス家具、事務機の外商販売

URL:http://horita-bungu.jp/

失敗大歓迎の会社

若い社員が多く色々なチャレンジができる、先輩や役員に発言がしやすい、地域との関わりを大切にしお店の一部スペースを市民の皆様のイベントに使えるよう開放している等々良いところはたくさんありますが、私長田がこの会社で一番好きなところは、社長をはじめ人があたたかいという点です。失敗してもあたたかく見守ってくれます。

ここで私の失敗談を。入社当時、不注意で万年筆を落として割った経験があります。値段は3万円。自腹を切る覚悟と怒られる覚悟で社長に報告しました。すると社長は「素直に言ってくれてありがとう、いい勉強になったね。長田さんが育ってくれるなら全然高くない」とおっしゃってくれました。感動しました。起こったことはしょうがない。同じ失敗をしないように考えることが大事。と、その思いを忘れないよう今でもお財布にその割れた万年筆を入れています。

若手社員から見た会社自慢

私、長田が3つ自慢します!

1つ目は、お客様との距離が近いこと。買い物相談をしてくれるお客様が多いです。ホリタには昔から育んできたあたたかい雰囲気があり、お客様もそれを感じてくれているのだと思います。

2つ目は、お手本となる方が社内にいっぱいいること。接客、ラッピング、文具の知識、時間管理、計画の立て方等々様々な分野にお手本となる方がいて分からないことは直接聞くことができる。これはとても強みです。

3つ目は、スタッフの仲がいいこと。懇親会は役員、社員、パートナーさんほとんどが出席します。社長曰く「そんな会社は、なかなかない」とのこと。懇親会では毎回ゲームなどをするのですが役職関係なく盛り上がります。この3つ以外にもまだありますが、どれをとっても自分は恵まれているな〜と感じます。「ありがとう!感謝します!ついてる!ついてる!」(←毎朝の朝礼で行っている感謝の唱和です笑)

〈若手社員インタビュー〉若い力

入社2年目の長田さんは仕事内容で入社を決めたという。元々広告業界業に興味を持っていたが、業種が違っても見方を変えれば違う観点からでも何かできると思い、文具を扱う株式会社ホリタに就職したのだという。
この職業の魅力はと聞くと、長田さん自身新しい物好きということもあり新しい文具に触れることができることだそうだ。最近ホリタでもSNSを始めたらしく、商品の魅力を発信できるのも楽しいと言う。入社してよかったことを尋ねると少し嬉しそうに困っている人を助けることができると答えてくれた。
人がお店に行く理由は様々だが、数あるお店の中からホリタならあるだろう、解決してくれるだろうと思ってご来店してくださり、解決するお手伝いができる。「ありがとう」と言ってくださるお客様の言葉が仕事のモチベーションにもなっているそうだ。
そんな長田さんの今後のキャリアプランはというと、プレゼントコンシェルジュになりお客様が満足のいく贈り物を一緒に選びたいという。この店員さんに相談してよかったとお客様に喜んでいただけるような素敵な店員になりたいと語った。

〈中堅社員インタビュー〉誰かのために

続いてお話を聞いた中堅社員の方(ともに女性の中野さん、内田さん)は働くうえで何を大切にしているかという問いに、自分も含め誰かのために仕事しているということと答えてくれた。
自分自身が生活の中でだらけることのないようにしたいということと、仕事の中で人と関わりその人のために何かするということを大切にしたいとおっしゃられた。笑顔でレジに入るなどの些細で大切なことを欠かさず行うことで自分のモチベーションを保つのだという。
そして、最近の文具について質問してみると今までより手に入りやすくなり、それぞれが何かに特化してきているような印象があると答えてくれた。文房具屋あるあるを聞くと、ドラマなどで使っている文房具がどこのメーカーなのか気になってしまうとお二人とも楽しそうにお話ししてくれた。

〈経営層インタビュー〉日本一の文房具屋

代表取締役社長 堀田敏史さんにお話をおききしました。
文具は子供に夢を与えるもの、業界としてもまだまだ伸びしろがある。人は文具を便利さか、ワクワクで選ぶ。ワクワクがなかったら文具は必要とされない。私たちは人を相手に仕事をしている。人のわくわくを求める欲は時代が変わっても変わらないと社長は語る。

今後の経営については、今は言えないがすごいことを考えている、とワクワクする回答をいただいた。この店を文房具屋であって文房具屋ではないものにしたいという願望があり、達成するには若いエネルギーが必要だと述べられた。仕事は人生で一番多くの時間を費やすもの。ホリタで働く社員やパートナーさんには仕事を通して人間的に成長の場になってほしいという思いがあり、成長のチャンスを与えるのが私の仕事だとおっしゃった。お話しさせていただいて、この会社が温かく人が柔らかい理由がわかった気がした。


〈取材者から見た企業の魅力〉会社も人も魅力がたっぷり

インタビューをさせていただいた方、新人社員の方や社長からも熱意と誠意があふれ出していた。今回のインタビューシップで学生の私からすると企業の方々とお話しできるという貴重な体験をさせていただいたのだが、そのなかで感じたことは、株式会社ホリタの方々ともう一度お話しできないかなという人に対してのものだった。株式会社ホリタの本社にお邪魔させていただいた時、インタビュー中にもかかわらずお客さんがどんどん話しかけてきた、これには驚いたが、同時になるほどと思った。このお店はお客さんとの距離が近く、一人一人への接客を大切にしているから地域の人たちに親しまれ愛されていて、私は魅力はこれなのだと分かった。後日私が私用で訪れた時も覚えていてくださり、一言お声をかけてもらい嬉しくなった。

                                            私たちが記事を作成しました。
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