地域企業魅力発信
インタビューシップ

福井県の企業

2017/03/15

株式会社永和システムマネジメント (平成28年取材)

株式会社 永和システムマネジメント 様

取材者 福井工業大学 飯田 晃浩 岩永 知裕

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会社名 株式会社永和システムマネジメント
業種  IT・情報通信業
事業内容 情報システム開発および構築、パッケージの開発、コンピュータおよび周辺機器の販売
所在地 〒918-8231 福井県福井市問屋町3丁目111番地  
資本金 6,100万円
従業員数 216名
電話番号 0776-25-8488
URL http://www.esm.co.jp/

永和システムマネジメントは、 素晴らしい技術を持った人がいっぱいでした。

 永和システムマネジメントさんの、素晴らしい技術を持った人々。その一部を紹介します。
 今回は、永和システムマネジメントさんに私たちのインタビューシップを受け入れていただきました。永和システムマネジメントさんは、金融システムの構築からクラウドでの他社の業務改善まで、ソフトウェア開発を幅広く行う企業です。

 その中でも、特徴的だったのがアジャイル事業部です。アジャイルとは、ソフトウェア開発の手法です。従来のソフトウェア開発は、ウォーターフォール型とよばれ、ヒヤリングから設計、製造へ順に進んでいきます。家に例えると、どんな家がいいか顧客と相談し、全体の設計図を書き、建築作業を行うというような流れのものです。しかし、アジャイル開発は、最初に小さなプログラムを作り、顧客とどんな機能が必要か相談し、追加機能を作り、また相談と機能追加を繰り返していきます。家で例えると、まず小さな部屋を作り、顧客とどんな部屋が必要か相談し、増築、相談、増築とくりかえします。この手法を使うと、製品を見ながら、必要な機能を見定めていけるなど、様々なメリットがあります。このアジャイル開発は、一人の社員の提案から始まったそうですが、今では、他の企業や、作業改善の手法については看護士の方などに広まるほどになっています。

 また、永和システムマネジメントで働いている方々個々の優秀さも特筆すべきことです。例えば、astah*という現在は関連会社で開発販売しているソフトは、元々、今回インタビューした平鍋社長の作ったものだそうです。社員の方の中には、海外で出版されている有名な技術書の翻訳を行っている方やアジャイルについての本の執筆などを行っている方等がいます。永和システムマネジメントさんでは、そんな優秀な社員の方々が生き生きと働ける、おもしろい事業や企画を多数行っています。

社員さんが、 生き生きと働くための取り組みを紹介

 永和システムマネジメントさんでは、社員さんが生き生きと働くため、様々な取り組みを実施していました。
働き方の幅を広げる、社内でコンテストを開催するなど、プログラミングの技術を知らない方でも、入りたくなる魅力をご紹介します。

 永和システムマネジメントさんでは、社員の方々が生き生きと働ける制度やイベントが数多くありました。まず制度として、wow↑3というものがありました。この制度のwowとは、ways of workingの略で、社員の方により働きやすい働き方をしてもらう試みです。その内容は、有給をより柔軟にとることが出来たり、出社時間を7:00〜11:00の間に出社できるようにしたり、など働きやすさを向上させるものでした。
 そのほかにも、技術の成長につながるような、面白い企画などがありました。その一つがテックサンドボックスです。これは、技術で自由に遊べるものを予算で導入する企画です。この企画では、Pepper君を購入したこともあるそうです。そのPepper君ですが、社員証を持っていました。

 また私が一番魅力的だと思ったのは、E1グランプリです。これは、社内で行うプログラミングコンテストで優勝グループには、10万円相当の賞品が贈られるそうです。若手の方からベテランの方まで参加し、技術を競い合うそうです。このグランプリには、今回インタビューシップで対応してくださった先輩社員さんも参加したそうです。そんな社員さんに、永和システムマネジメントで働く魅力を聞いてきました。

 彼女は、私たちの先輩にあたる、福井工業大学の卒業生だそうです。ですが出身学科はデザイン学科だそうです。
彼女の話しでは、今やっていることは大学でやっていたことと180度違うそうです。しかし、先輩たちが教えてくれるため、プログラムを学ぶのは、楽しいそうです。また、技術を高める場として、社内の複数の事業部とおこなう、勉強会などもあるそうです。このインタビューシップの後、社内を少しだけ見学させていただきました。
 まず目に入ったのは、社員さん達が執筆・出版した書籍が並んだ本棚です。アジャイル関連の本などが複数飾られていました。次に気になったのは、部屋の使用を管理するタッチパネルです。ボタンを押すことにより部屋の使用を予約できるシステムでした。このシステムは、社内教育の一環として若手の方が作られたそうです。また、その他にも屋上にある見晴らしのいいスペースやお菓子の無人販売所、各フロアにある給湯室には、各自のコップを置くスペースがある等々、ここで挙げたもの以外にも、休憩時間も生き生きと過ごせるような工夫が社内のいたるところに盛り込まれていました。

心が躍るインタビューシップでした

 プログラミングを勉強している身として、見たり聞いたりして思ったことや、書ききれないもどかしさ等を書きます。

 今回の永和システムマネジメントさんでのインタビューシップで思ったことは、IT業界、永和システムマネジメントさんがとても面白いということです。今回のインタビューシップは、経営情報学科の同級生と私の二人で訪問させていただいたのですが、私が興奮してもう一人にブレーキを掛けられる場面が何度かありました。社長の平鍋さんとテキストエディタの話し(時に宗教戦争に発展するほどのネタです)や、これからの技術の話しなど終始興奮しながらインタビューをさせていただきました。また勉強中だったアジャイルで使う作業改善の手法が、いただいた看護部長通信で永和システムマネジメントの社員さんによって紹介されており、とても驚嘆しました。

 また、永和システムマネジメントさんで、今回伺った社内で行われている企画はどれも心ときめくものばかりでした。E1グランプリやテックサンドボックスなど、技術向上につながる、様々な企画は、プログラミング好きには、たまらないものだと思います。
 
 今回のインタビューシップでは、話したいこと、見たいものが本当に尽きませんでした。予想ですが、永和システムマネジメントさんにはもっと引き出しがあり、今回のインタビューシップでは、それを十分に引き出すことは出来なかったのではないかと思います。私がプログラミング好きのため、紹介が技術にかたよってしまいましたが、永和システムマネジメントさんの方針では、コミュニケーション能力を重視しているということももっと深く掘り下げて紹介すべき事柄であったなと思います。

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