地域企業魅力発信
インタビューシップ
福井県の企業
井上商事株式会社
2017 Close-up Company!
燃料の卸売を生業とする商社として誕生した会社ですが、現在の主業はアルミ外装建材の企画・製造・販売・施工を行うメーカーとして日本全国で活躍しています。業界の中では総合メーカーとして位置づけられており、多岐にわたる製品の取扱いを行っています。また、当社が扱うアルミ外装建材「シルバーライン」は2度もグッドデザイン賞を受賞しており、お客様の熱いご支持を受けています。
商社部門では「エネルギー」・「セメント」・「生コンクリート」・「建築資材」を取り扱っており、「シルバーライン」を含めたこれらの商品を、子会社の運送会社でデリバリーすることにより、建設業界を中心とした幅広いお客様に商品をお届けしています。
●本社所在地/福井県福井市日之出2丁目1−6
●資本金/1億円
●従業員数/161名(正社員の人数)
●業務内容/アルミ外装建材の企画・製造・販売・施工 他
会社と社員が共に成長できる企業!
当社のモノづくりは、開発・製造・営業の担当者が部署を超えて連携した製品ごとのチーム制を採用しており、チームの力を合わせて創り上げた製品が建物の一部として形に残ることが、とても魅力的な仕事です。また、当社は「人づくり」として社員教育にも力を入れており、若手・中堅・事務・管理職など様々な社内研修はもちろん、仕事での失敗から学びを得て社員が成長できる環境を整えています。
組織がフラットでアットホームな雰囲気の会社なので、部署や年代に関係なく若手でも積極的に意見を言える機会が多く、活発なコミュニケーションが行われています。また若手でも責任ある仕事を任せてもらえるので、現在たくさんの若手が活躍しています!
チームワーク抜群!会社全体が仲のいいひとつのチームです
総務部採用担当の佐々木美紀子さんから学生のみなさんに向けた会社自慢です。
井上商事は頑張る人、チャレンジする人が大好きです。社員を応援するスキルアップ支援はもちろん、部署内で行う懇親会の費用も社員のための投資と考え、協力を惜しみません。研修も受講する社員たちでテーマや内容を決め実施しているので、全国の営業所で頑張っている社員同士も密に連絡を取り合い、情報交換をする機会があります。研修や社内行事と懇親会がセットで開催されるので普段別々の部署で仕事をしている社員でも気持ちの距離は近いですね。また、トップとの距離が近く、社長に対しても自由に意見が言える風通しのよさが、のびのびと仕事ができるポインですね。頼れる仲間がたくさんいる会社なので、安心して働くことができますよ。
学生のみんなに言いたいこと
市場開発部に所属する若手社員、増田真也さんにお話をうかがいました。
井上商事の業務内容は、営業活動から建設現場での作業というとても幅広いものです。仕事をするうえでは、自社の専門分野である建設業についての知識を幅広く習得し続けることが必須なので、そうした点に大変だと感じることもあるそうです。大変なことがある一方で、建設関連の業界は自分が携わった建物が目に見える形で残るとてもやりがいがある仕事だと語ってくださいました。
そして、今から勉強しておいたほうがいいことはやはり「英語」!!自社では海外に出張する機会もあるとのことで、英語を身に着けておくと何かと便利だそうです!
仕事への考え方
次にお話をうかがったのは、先ほどの若手社員増田さんの上司で同じく市場開発部所属の前田 光課長です。
前田さんは、入社して11年目です。課長となった現在、以前とは仕事への考え方に変化が出てきているそうです。入社当時は、とにかく仕事において数字を大きくすることを重要視していたとのこと。しかし、今は、ただ数字を追い求めていくだけではいい仕事はできない、より本質的なものに仕事のモチベーションを向けるようになったそうです。その本質とは、「自分が携わった製品で、誰かが今よりも楽な生活を送れるよう願って仕事をすることです」と話されていました。
大事なのはコミュニケーション
最後にお話をうかがったのは井上商事の代表取締役社長 井上 繁さんです。
井上社長が経営するうえで大切にしていることは、社員の方々との面接を大切にするなど社員とコミュニケーションをとることです。事業を組み立てる際はまずチームを編成しますが、その編成の際に、「人の組み合わせ」を井上社長は大切にしているとのことです。社員の方々とよく関わり理解している社長だからこそ、適材適所に人を配置できるのだと思います。社長の今後の目標は、「時代を読み、時代に合った商品を世に出すこと」であるとのことです。
社長の観察眼が良い製品、良い人材づくりに影響していると感じます。
〈取材者から見た企業の魅力〉井上商事のステキなところ
井上商事の魅力とは、社員間の仲が良いこと、自分たちの仕事の成果が目に見える形で残ることだと思います。
「社員間の仲が良いこと」を感じられる良い一例は、社員全員で社員旅行に行くことです。社員旅行が無い企業が増えている中で、こういう取り組みが続いていることはとてもいいな、楽しそうだなと感じました。そのことで、自然に上司と部下のコミュニケーションがとれ社員間の和ができるのだと思います。
もう一つの魅力は、「建設」という仕事です。最近の有名な某アニメ映画に自社の作った建物が映ったとか。そういった形で、自分たちの仕事が人の目に触れることは、とても素敵なことだと思います。
やりがいがあり、和を感じることのできる職場。井上商事は福井の魅力ある企業の一つです!
私たちが記事を作成しました。
【企業担当】総務部・尾崎孝純
【取材担当】福井工業大学・真田淳司