企業の魅力発信プロジェクト
「Ai-SPEC+」

株式会社経営情報センター × 武庫川女子大学・大阪大学 武庫女×阪大チーム

●会社名/株式会社経営情報センター
●本社所在地/〒550-0013 大阪府大阪市西区新町1-27-5 四ツ橋クリスタルビル3F
●業種/情報通信業
●代表者/代表取締役会長 竹上 喜一郎
●資本金/2,000万円
●設立/1979年12月
●社員数/145名
●わが社の特徴/創業40年のソフトウェア開発会社です。
ハードウェアは作らず、ソフトウェアのみで社会・業界の変化に対応してきた「技術力」と「対応力」を持っています。「狼の集団」を理念に掲げ、社員一人一人が自立し社会で活躍できるよう、様々な研修や環境を整えています。

URL:http://www.mic-west.co.jp/

第1回目訪問(2018.7.26)

まずは、双方の自己紹介を行い、会社概要と課題についての説明を受けました。

【経営情報センターについて】
経営情報センター様は、ビジネス系システムや制御・組み込み系システムの開発を行っている会社です。ソフトウエア開発の企業の中では創業40年の老舗企業であり、ビジネス系システム(金融、製造、公共、流通・サービスなど)と制御・組込系システム(交通管制、エネルギー関連、モバイル、ネットワーク機器など)の開発を行っています。
ITは無機質なイメージがありますが、社員の皆さまそれぞれが、日本の文化や伝統を「見て」「聞いて」「触れて」視野を広げていくための研修制度を充実させ、技術力だけではなく人間力も育んでいます。

【課題について】
BtoB企業であり、一般の方向けのビジネスではないので、業界や会社の魅力が学生に伝わりにくいことが課題です。そこで、学生が参加したいと思うイベントはどんなイベントであるかを検討し、学生目線を入れたイベントを企画して、IT業界や会社のことを知ってもらう機会を創出することがチームに与えられた具体的な課題となりました。
お伺いした内容をもとに、次回までに学生チームでディスカッションを行い、どのような取り組みができるか検討してご提案することにしました。

第2回目訪問(2018.9.6)

「日本一明るい経済新聞」の記者より、本プロジェクトでの取り組み予定の内容や、経営情報センターの魅力、中小企業が就職の選択肢に入るかなどのインタビューを受け、後日記事にしていただくことになりました。
その後、「学生が参加したくなるイベント」について、参加者全員で学生意識調査の実施、イベントの候補、ターゲット、広報などアイデア出しのディスカッションを行いました。
さらに、9/11に経営情報センター様が開催するインターンシップに学生チームのメンバーも参加をさせていただくことになり、次回までに、イベント開催のスケジュールと具体的な内容等について、提案ができるように準備してくることになりました。

第3回目訪問(2018.10.22)

指導教員の大森教授より、12/8に開催される武庫川女子大学の学内イベント「企業交流会」への出展調整をいただき、経営情報センター様の出展が決まりました。そこで、学内イベントの前に学生が参加したくなるイベントとして「座談会」を企画してみようというアイデアがあがり、実施スケジュールや内容等を検討しましたが、告知・集客に課する課題が発生し、実施は難しいことが判明しました。そこで、当初の課題である「学生が参加したくなるイベント」の企画については、残念ながら軌道修正し、新たな課題設定となりました。

【新たな課題】
就職活動を終えた学生へのヒアリング調査を実施し、IT業界を目指していくまでの過程と、12/8に経営情報センター様が出展する「企業交流会」での実績と今後の採用活動についての提案をまとめていくこととなりました。

第4回目訪問(2018.11.9)

学生チームのメンバーから、就職活動を終えた4回生に対して、個別にヒアリング調査を実施し、中間報告を行いました。

【ヒアリング項目】
・参加して良かった業界説明会はどのような内容でしたか?
・記憶に残っている、印象的な会社説明会はありますか?
・今まで知らなかった企業をどのようにして知りましたか?
・今まで知らなかった企業の説明会での着目点はどんなところでしたか? etc.

メンバーからの中間報告を受けて、経営情報センター様には、12/8に開催される学内イベント「企業交流会」に向けて資料等の準備をしていただくことになりました。
今後は、引き続きヒアリング調査の実施と12/8の学内イベントの実施結果のまとめと考察を行い、1月に最終報告をさせていただくことにしました。

第5回目訪問(2019.1.28)

7月に始まったプロジェクトも最終回となり、学生チームから取り組んできた課題の最終発表を行いました。

【報告内容】
・取り組み過程について
・12/8開催の「企業交流会」での実績と考察
・学生に興味を持ってもらい訪問するための改善案の提案

プロジェクト途中に取り組み課題の再設定となったり紆余曲折ありましたが、再設定された課題に対して、報告書としてまとめるところまでチームメンバーで協力して終了することができました。

企業のご担当者様より

学生さんと共に「魅力発信プロジェクト」に取り組み、企業目線ではなく「受けて側(学生さん)」の想いを知ることができました。また、最終発表の分析結果より、弊社の採用における課題を再認識できました。
数ヶ月にわたり学生さんと共にプロジェクトを進められたことは弊社にとっても良い経験になりました。ありがとうございました。

学生チームより

Ai-spec+に参加したことで、貴重な経験を多くさせていただきました。
結果として、初めに考えていた目標設定とは異なる報告となりましたが、今回のプロジェクトを通して、社会人の方とのニュアンスの違いを埋めるために積極的にコミュニケーションを取り、情報を整理する事を繰り返し行う大切さを学びました。
これから、私たちは就職活動が本格化する時期に差し掛かりますので、Ai-spec+で学んだ自分たちの強みや弱みを今後に活かしていこうと思います。
約半年間、ありがとうございました。

 成 果 

 

1.採用活動における学生との接点づくりの現状と課題のまとめ

2.「日本一明るい経済新聞」への取材協力

 

 →【課題解決に関する提案資料】

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チーム紹介

武庫川女子大学・大阪大学 武庫女×阪大チーム

私たちのチームは、武庫川女子大学・生活環境学部と、大阪大学大学院・工学研究科の合同チームです。09_繝√?シ繝?蜀咏悄2?シ域ュヲ蠎ォ蟾晏・ウ蟄静怜、ァ髦ェ螟ァ?シ?.jpg

武庫川女子大学のメンバーは、大阪観光まちづくりコンテストや旅行コンペへの出場・入賞経験があり、ヒアリングやCM作成などを通して企画やマーケティングのスキルを磨いています。
また、大阪大学のメンバーは主に情報科学を専攻しており、数値データの分析に必要なプログラミングや統計解析に関するスキルを持っています。

これら2つの大学の合同チームで、今回の課題に対して文系・理系それぞれのスキルを活かした提案ができるよう、取り組んでいきたいと考えております。

 

武庫川女子大学 生活環境学部 情報メディア学科  大阪大学 工学研究科 環境・エネルギー工学専攻、ビジネスエンジニアリング専攻

【チームメンバー】リーダー/大瀧 有紗(3回生)  サブリーダー/福谷 侑子(3回生)  メンバー/石原 優衣(3回生)、小川内 遥奈(3回生)、山本 菜摘(3回生)、穴井 智史(修士2回生)、左右田 篤(修士2回生)、田中 勇気(修士2回生)

【指導教員】生活環境学部  教授 大森 いさみ