企業の魅力発信プロジェクト
「Ai-SPEC+」
株式会社ツカサテック × 同志社大学 川口ゼミチーム
●会社名/株式会社ツカサテック
●本社所在地/〒533-0032 大阪府大阪市東淀川区淡路5-19-26
●業種/建設業
●代表者/代表取締役 垣尾 典
●資本金/2,000万円
●設立/2003年6月
●社員数/17人
●わが社の特徴/「煙突の設計・施工・メンテナンス」を一気通貫で手がける煙突専門エンジニアリング企業として2003年6月に設立。
大手企業との取引が大半を占め、13期連続黒字経営を続けています。設立以来、高い社員定着率を維持する一方、現在「働き方改革」にも取り組み中です。
第1回目訪問(2018.7.30)
チームメンバーの自己紹介の後、会社説明を受け、課題について打合せを行いました。
【ツカサテックについて】
ツカサテック様は、産業・環境プラント向け煙突専門の設計・施工・メンテンナンス会社という建設業界でも珍しい存在!社員は17名で少数精鋭のメンバーで構成されています。技術、営業、総務からなり、受注実績は、煙突の清掃・補修・補強・点検・取替と多岐にわたり、全国の現場で施工を行っています。工期も長短があるので、休日には家族とともにプライベートの充実を図って欲しいという社長の想いがあり、会社から旅行券が支給されたり、社員の方々からの提案で休憩室を設置したり、勤怠管理システムを導入するなど社内環境の整備にも力を入れていて、社員間の風通しがよい職場という印象を受けました。
【課題についての話し合い】
ツカサテック様の人材確保の課題は、母集団の形成であり、新卒や若年層の方々向けに魅力的なPRが難しいという内容です。全員で企業の課題と現状を確認し、具体的に取り組むことを決めました。まずは、学生のアンケート調査をし、企業PRができるものを一緒に取り組んでいくことにしました。
第2回目訪問(2018.9.10)
1回目の訪問以後に作成したイメージ調査を実施するためのアンケート案をご覧いただき、ご意見をいただきました。そして、学生と接点を持つためのPRツール作成など、今後の具体的な取り組みを決定しました。
[今後の取り組み]
1.SNS(Twitter)の活用
2.マンパワーが少なくてもできるインターンシップの手法の提案
3.学生が持っている煙突のイメージ調査
第3回目訪問(2018.10.5)
実施したアンケートの結果を報告し、ツカサテック様の認知度アップのために、Twitterの投稿する内容や新たな企業イメージをつけるキャッチコピーの作成に取り組むことにしました。
そして、実際に作業する現場や社員の方々の休憩室など、会社内を見学させていただきました。
第4回訪問(2018.11.7)
7月から開始したプロジェクトも本日が最終訪問日!企業様と学生チームが取り組んできた成果の報告を行いました。学生チームからは、以下の3点について具体的な提案を行い、テスト運用をしてきたTwitterのアカウントの引継ぎをし、今後は企業の方々が自社の魅力を発信していただくことになりました。
1. 学生の就活スケジュールに合わせたTwitterの運用スケジュールと具体的な原稿の提案
2. 企業PRのためのキャッチコピー案の提案
3. インターンシップ企画の提案
また、冬のインターンシップから学生の意見を取り入れた内容のプログラムを検討していただけることになりました。
企業のご担当者様より
スタート時はプロジェクトの着地点が見えず難航しそうにも思いましたが、弊社の採用課題解決に向け、様々な角度からの情報収集を行った上で、的確かつ社内からは出てこないような新しい提案をいただくことができたのは、本プロジェクトならではだと思いました。学生の皆さんの真摯な取り組みに、弊社としても大きな刺激を受けました。この度はありがとうございました。
学生チームより
株式会社ツカサテック様とプロジェクトをさせていただいて、大手企業にも劣らない中小企業ならではの魅力や強みに気付くことが出来ました。また、プロジェクトを行う中で訪問やアンケート回収を通じて、足を運んで話を聞くことや、要因や背景まで考えることの重要さを感じました。
今回のプロジェクトは、就職活動を目前に控えた私達にとって、企業の採用活動に関わることが出来たことはとても貴重な経験でした 。学生が就職活動をする上で企業イメージや、サイト検索の上位だけを見て決めてしまうのはすごく勿体無いことだと感じたので、これからの私達の就職活動に生かして行こうと思います。
1.学生の就活スケジュールに合わせたTwitterの運用スケジュールと具体的な原稿の提案
【Twitterアカウント】@TSUKASATEC_PR
2.企業PRのためのキャッチコピー案の提案
3.インターンシップ企画の提案
同志社大学 川口ゼミチーム
私たち川口ゼミは「ワーク・ライフ・バランスと人的資源管理」についての研究を行っています。
「仕事もしたいし、家事や子育てもしたい」という学生や「仕事以外のプライベートも充実させたい」という学生が川口ゼミには集まっています。
今回「中小企業の応募者の増加と魅力発信」というテーマで、将来仕事と私生活を両立させることを目指す私たち独自の視点から、中小企業ならではの魅力を見つけ、発信していきます。
同志社大学 政策学部 政策学科
【チームメンバー】リーダー/淺野 友紀菜(3回生) サブリーダー/山内 直哉(3回生) メンバー/青山 誠也(3回生)、井辻 衿子(3回生)、島田 麻衣(3回生)、横田 雪乃(3回生)
【指導教員】政策学部 教授 川口 章