企業の魅力発信プロジェクト
「Ai-SPEC+」

ニッティド株式会社 × 和歌山大学 キャリアサポートチーム

●会社名/ニッティド株式会社
●本社所在地/〒649-0121 和歌山県海南市下津町丸田68-1
●業種/製造業
●代表者/代表取締役 井戸端 康宏
●資本金/9,800万円
●設立/1981年2月
●社員数/55人
●わが社の特徴/
スペインで誕生した5本指靴下を日本で普及させようと弊社会長が改良をかさねて普及させてきた5本指靴下のパイオニア(先駆者)企業です。
国内ではOEM(得意先ブランド)での生産が主で、全国の百貨店・量販店・専門店で販売されています。世界に普及させようと2007年にドイツに販売会社を設立、2018年にはウエルネスに特化した自社ブランドを展開中。

URL:http://www.knitido.co.jp/

第1回目訪問(2018.11.6)

双方の自己紹介のあと、会社概要と課題についてのご説明をいただき、靴下を製造している工場とショールームを見学させていただきました。

【ニッティドについて】
ニッティド様は海外展開も積極的に行っており、ドイツからヨーロッパ各地へ展開し、2008年には直営店もオープン。「和歌山から世界へ」を合言葉に、「10年後、世界にニッティドの5本指ソックスファンを30万人作る」ことを事業目標としています。
これまではOEM生産が中心でしたが、現在は自社ブランドの開発・販売にも力をいれており、2018年からは【Knitido+(ニッティドプラス)】という新ブランドを立ち上げ、「健康のために」「おしゃれである」など、靴下に付加価値をつけて生活の質の向上を目指し、ウエルネス市場にも力を入れています。
また、製品の企画から生産(一部販売まで)を一貫して行っているため、自分で企画したものが最終形の商品として目に見えることが、仕事の達成感となることもニッティド様の魅力です。

【課題について】
学生チームに与えられた課題は、「優秀な学生にニッティドを選んでもらうにはどうしたらよいか?会社を知ってもらい、興味を持ってもらうためにはどのようにしたらよいか?という背景から、就職活動をする学生に合同企業説明会等のイベントでブースで着席してもらうための「呼び込み用のフライヤー」を企画して欲しいという課題であり、次回は、本日伺った企業の魅力をもとにフライヤーのアイデアを提案することになりました。

第2回目訪問(2018.12.21)

前回のお話を踏まえて、学生チームのメンバーそれぞれが考えてきたフライヤー案を提出し、現在使われているフライヤーに対しての意見交換と、学内外から取得した学生アンケートの結果を発表しました。

【フライヤーアイデアの提案】
学生チームの新しいフライヤー案に共通していることは次の2点で、今回はフライヤーのアイデア提案としました。
・会社の概要はキーワードを入れて一目で分かるようにする。
・会社の雰囲気が分かるような写真を使用する。

また、現在企業様が学生に配布しているフライヤーについての意見交換では、会社の中身を知ってもらえるようなキャッチコピーへの変更、5本指ソックスの会社ということをわかりやすく、などの意見がありました。

【学生アンケート結果の報告】
フライヤーの作成にあたって、学生に対してアンケートを実施し、学生が知りたいことをフライヤーに入れることで「話を聞きたい!」と思わせるためのキーワードになると考え、アンケート結果の報告をしました。アンケート内容は就職場所としての中小企業について、学生が知りたいこととして福利厚生・育休・産休・年間休日など。この結果に対して、企業様からフィードバックをいただき、アンケートでも知りたいと思う人が多かった内容や、学生チームが知りたかった、これがあればブースに話を聞きに行きたい、と思うものについて取りまとめて、フライヤー案を再度作成することになりました。

【第3回目訪問に向けて】
アンケート内容と意見交換の内容を反映したフライヤー案の作成

第3回目訪問(2019.2.22)

いよいよ最終訪問となり、ドイツへ出張中の井戸端社長がSkypeで、海外へ留学中のチームリーダーが現地から電話で参加という打ち合せになりました。
訪問前に事前にフライヤ―案をデータでやり取りさせていただきましたが、残された時間を考慮するとフライヤーのアイデア案は専門の会社の方にも協力をいただけるので、一旦提案した内容で検討となりました。
そこで、学生が話を聞きたくなる学生目線を入れた「キャッチコピー」をいくつか考えていこうという展開になり、全員でアイデアを出し合いました。5本指ソックスを作っているメーカーであることを打ち出す、「ものづくり」の技術をアピールする、商品そのものを打ち出すなど、どこに焦点を当てていくかを考え、キャッチコピーを提案させていただいてプロジェクトを終了とすることになりました。

企業のご担当者様より

今回のプロジェクトに参加させていただいて、学生目線の考え方がわかりました。実際就活する学生の企業選びはどのような考えで行っているのかが大変参考になりました。今後の採用活動に生かしたいと思います。

学生チームより

大学生活の中で、社会人の方々と関わる貴重な経験をすることができました。提示していただいた課題は私たちにとってとても難しいものでしたが、メンバー間で話し合いを重ねながら、実践的な問題についてどうすれば解決に向けてより良い方向にいくのかを考えることができたと思います。
貴重な機会をくださった皆様のご協力に感謝いたします。

 成 果 

・合同企業説明会等でのブース着席を促す「呼び込み用のフライヤー」アイデアの提案

・学生が話を聞きたくなるフライヤー用キャッチコピー案の提案

 

 →【課題解決に関する提案資料】

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チーム紹介20181030_164732(0)_.jpg

和歌山大学 キャリアサポートチーム

将来のキャリアについて、自分から動いて知って考えていこうというメンバーです。

自分たちが知って、考えたことを、他の学生にも伝えていくことにも挑戦していきます。

 

和歌山大学 観光学部 観光学科、経済学部 経済学科

【チームメンバー】リーダー/藤原 葉月(2回生)  メンバー/瀬川 幸奈(1回生)、山田 早希(1回生)

【指導教員】キャリアセンター  講師 木村 亮介