中小企業研究会

【10/20滋賀】滋賀県立大学 中小企業研究会

概要

近畿経済産業局では、関西の大学生等に対して地域中小企業の魅力を発信する取組みとして「中小企業研究会」を実施しています。
 本研究会は、地域を代表する中小企業の経営者又は若手社員等から、学生に対して地域で働くことの魅力を直接伝えることにより、地域に根ざした優良企業の存在を知る機会を創出するとともに、学生自身が「地域で働くこと」や「中小企業で働くこと」をイメージし、考える機会を創出することを目的としています。
 今回、滋賀県立大学 工学部電子システム工学科 岸根教授をはじめ、作田教授(学科長)、一宮准教授のご協力により、「電子システム工学実験IV(社会と工学の関わりについて学ぶ)」の講義の中で同研究会を開催しました。

日時:2020年10月20日(火)

場所:滋賀県立大学工学部電子システム工学科

参加者:同大学 3回生 51名

登壇企業:湖北精工株式会社、株式会社シュルード設計

テーマ:
中小企業の強み、若手社員の業務内容、就活先輩としてのアドバイス

当日の様子

当日はweb形式による講演で2社ご参加いただきました。
1社は産業機械・省力化機械の設計から製作を手掛ける機械メーカーであり「地域未来牽引企業」に選定されている湖北精工株式会社より入社2年目の宮部氏と入社6年目の北川氏の2名に講演をいただき、若手社員の業務内容や現場での失敗談、教訓、就職活動へのワンポイントアドバイスの他に「情報系分野は英語が大事」と実務経験からのアドバイスもありました。
2社目は、3Dソリューション・ソフト開発・機械設計を行っている株式会社シュルード設計代表取締役 安達氏に業務内容の紹介や講演をしていただきました。
3Dソリューション事業については学生からのアンケートに反響も多く、興味深いと感想が寄せられました。質疑応答の場面では「どのように就活をすれば優良な中小企業との出会いはあるか?」との声が学生から上がり、それに対して「中小企業の多くは予算の都合で大手採用サイトには掲載されないことが多いように思う。時間に余裕があればハローワーク等の行政の採用サイトを見てみると、優良な中小企業がありますよ」と、アドバイスをいただきました。

【ご登壇の様子】

ご登壇の様子

当日のアンケート結果

「もっと多くの企業を紹介してほしかった」や「独自の技術をもとに活躍している企業があることを知れて良かった」といった声があったほか、「今回、講演された若手社員さん達はどのようにして今働いている企業を見つけたのか聞きたかった」など就職意識への変化が見受けられる回答が見られました。

〇イベントの満足度について

イベントの満足度についてのアンケートグラフ

〇中小企業に対する考え方の変化について※複数選択可

中小企業に対する考え方の変化についてのアンケートグラフ

〇学生たちのコメント(抜粋)

  • 中小企業だからこそ、上下が近く、部門が専門的になり、より積極的な働き方が出来るのかなと感じた。
  • 中小企業の専門性に魅力を感じました。ニーズやアイデアにしっかりと答える仕事をしてみたいと思っていたので、良い話を聞けたと思いました。
  • お客様との距離が近く、要望に答えていくことによって成長していくことに魅力を感じました。
  • 実際に中小企業で働いた人の話や一番初めに着手した仕事について聞くことができ、面白かった。3Dソリューションの話は初めて聞いたので、今後の発展が楽しみだと感じた。英語の大切さも改めて感じ、勉強し直そうと思ういい機会になりました。
  • 企業の生の声が聞けて良かった。改めてこの研究会を聞いて会社のやっている事業をしっかり調べた上で名前だけで選ばないようにしようと思った。
  • 大企業ばかりに目が行きがちでしたが、今日の企業研究会で中小企業にもたくさんの魅力を感じられました。もう少し自分で調べてみようと思うきっかけになりました。

出展企業情報

湖北精工株式会社
所在地:滋賀県長浜市東上坂町351番地2
HP:https://www.kohokuseiko.co.jp/

株式会社シュルード設計
所在地:京都府京都市伏見区西大手町313-8 大手筋ビルウエスト1 3F
HP:https://www.shrewd-sekkei.com/

運営・お問い合わせ

近畿コンソーシアム事務局(オムロン エキスパートリンク株式会社)
TEL:070-2902-5308
mail:info@kinki-kigyo.go.jp