中小企業研究会

【12/17京都】京都先端科学大学 中小企業研究会

概要

近畿経済産業局では、関西の大学生等に対して地域中小企業の魅力を発信する取組みとして「中小企業研究会」を実施しています。
 本研究会は、地域を代表する中小企業の経営者又は若手社員等から、学生に対して地域で働くことの魅力を直接伝えることにより、地域に根ざした優良企業の存在を知る機会を創出するとともに、学生自身が「地域で働くこと」や「中小企業で働くこと」をイメージし、考える機会を創出することを目的としています。
 今回、京都先端科学大学 バイオ環境デザイン学科 高澤准教授と藤井教授のご協力により、今回、講義の中で同研究会を開催しました。

日時:2020年12月17日(木)

場所:京都先端科学大学 バイオ環境学部

参加者:主に、バイオ環境学部1年生 73名

登壇企業:株式会社日吉

テーマ: バイオ環境と社会のつながり

当日の様子

 当日はteamsによるオンライン講演を実施しました。当日に参加できない学生もいたことから、後日に受講できるよう講義を録画し、期間限定のオンデマンド配信授業も併せて実施しました。登壇いただいたのは滋賀県近江八幡市に本社があり、「地域未来牽引企業」選定をはじめ「渋沢栄一賞」や「環境人づくり企業大賞2019(奨励賞)」を受賞している株式会社日吉の橋本氏。冒頭、高澤准教授から学生への事前アンケート紹介や同企業のHP内容を紹介し橋本氏を含め同大学出身者が活躍していること等、和やかな雰囲気を作り講演スタートとなりました。講演では企業紹介VTRを上映し、環境産業について、『はかること(課題発見)』の重要性や、古くから滋賀県に根強く残る近江商人の考え「三方よし(売り手よし・買い手よし・世間よし)」に『次世代よし』を付け加えた「四方よし」より、地域貢献活動の一環として地元の小学生が描いた絵をごみ収集車にペイントし、環境やごみ問題に対する関心を高めるための取組などを紹介。当たり前の暮らしを守っていくことの大切さを発信いただきました。講演の後は大学側からの質問に橋本氏が回答する質疑応答の時間を設け、学生にとって環境に携わる企業を身近に感じる機会となりました。

【ご登壇の様子】

当日の写真01 当日の写真02 当日の写真03

当日のアンケート結果

当日のアンケートでは、「中小企業の少数精鋭な感じのイメージが強まった」や、「大企業に勤めることが必ずしも良いことではないと改めて思った」「就職活動前に企業紹介が聞けたことは良かった」と学生にとって就職に対するイメージが明確化されるような回答が多く見られました。

〇イベントの満足度について

イベントの満足度についてのアンケートグラフ

〇中小企業に対する考え方の変化について※複数選択可

中小企業に対する考え方の変化についてのアンケートグラフ

〇学生たちのコメント(抜粋)

  • 自分が安定した経営の力となって企業で長く生きるために、自分が尽力したいと思った分野を長く続ける事が出来るか考える事が大切と気付きました。
  • 就職する際にどのようなスキルや技術が必要か等も知れて勉強になった。
  • 就職活動となると大企業に意識がいきがちだが、今回のお話で中小企業ならではの良さや特徴が理解でき、就職活動につながると感じた。
  • 裏方の仕事が好きなので基盤を支える中小企業の話が聞けてよかった。自分の好きなことやりたいことができて自分に合った会社なら中小企業でも人生を充実させることができると思った。中小企業は中小企業なりに世界に貢献していてそういう話が聞けてよかった。小さなことでもできることをコツコツとすることが大切だと思いました。
  • 私は裏で誰かのためになるような仕事がしたいのでこういう基盤となるような仕事をしたいと思いました。

出展企業情報

株式会社日吉
所在地:滋賀県近江八幡市北之庄町908番地
HP:https://www.hiyoshi-es.co.jp/

運営・お問い合わせ

近畿コンソーシアム事務局(オムロン エキスパートリンク株式会社)
TEL:070-2902-5308
MAIL:info@kinki-kigyo.go.jp