地域企業魅力発信
インタビューシップ2016
福井県の企業
日本エーエムシー株式会社 (平成28年取材)
日本エーエムシー 株式会社 様
取材者 福井工業大学 吉井 理真
会社名 株式会社日本エー・エム・シー
業種 製造業
事業内容 高圧配管用継ぎ手の製造・販売、海外製品の現地調達
所在地 〒910-2222 福井県福井市市波町13-8
資本金 18,550万円
従業員数 172名
TEL 0776-96-4409
URL http://www.j-amc.co.jp/
高圧配管用継手で日本第1位の実績を誇る 継ぎ手専門パーツメーカー
株式会社日本エー・エム・シーでは建設機械の動力源であるガスや液体を機内に流通させる「配管」。
その配管をつなぎ合わせる「継ぎ手」を製造販売しています。
株式会社日本エー・エム・シーは昭和38年に創業した企業です。現在は山口代表取締役社長をはじめ日本国内に182人もの従業員を抱えている企業です。
日本エー・エム・シーを事業内容の視点で見た場合、この企業は高圧配管用継手の製造販売を行っている日本第1位の実績を誇る継ぎ手専門パーツメーカーです。継手とは機械と機械をつなぎ合わせるために使用する部品のことで、日本エー・エム・シーが扱っている継手はその中でも油が流れる二個以上の機械部品をつなぎ合わせる部品です。日本エー・エム・シーは従来、顧客のニーズに対応することで事業拡大を成した企業です。現在扱っている継手も顧客のニーズに答えようと一生懸命に製品開発・改良を行ってきた結果生まれたものです。
かつては建設機械や自動車などに使われる油圧シリンダーはどうしても油が漏れるという問題を抱えていました。重工業の企業が漏れない継手を作ってほしいという要望があったために製品開発を行い、漏れない継手の開発に成功しました。それ以降主な事業として継手を扱うようになり、現在の地位を築くに至りました。
次に株式会社日本エー・エム・シーを事業規模の視点で見た場合、2015年度時点の売上は58億円(AMCグループ全体の連結売上は83億円)、資本金は1億8,550万円となっています。また海外進出も積極的に行っており、中国、タイ、フィリピンにおいて製造及び販売を行う拠点を有しています。2015年度時点では生産比率を日本国内と海外で見た場合、日本国内での生産比率は30%なのに対して海外の生産比率は70%を占めています。
社員一人ひとりの意思をくみ取ってくれる優しさあふれる社風
求めている人材は自分が今何を求められているのかを理解できる感性を持った人。そういった人が企業理念の「ニーズに基づいて仕事は発生する」を理解し行動できる。
Q:なぜ福井に本社を構えていらっしゃるのですか?
A:創業時には工場を持っていませんでしたが、モノづくりを続けていくにあたり工場を建てようという流れになっていったんですが、現在の会長のもともとのご出身がここ福井県の美山なんです。地元には信頼できる仲間がいたということもあり、福井に工場を建てました。さらに工場から直接お客さんのところに製品を届けることで間に倉庫を設ける必要がないという点で本社も福井に移しました。
Q:日本AMCさんの取引相手は日本国内がメインですよね?
A:そうですね。当社の取引先は国内がメインです。国内で組み立てられた機会が海外に輸出されることはありますが、製品単品で直接海外に販売することは少なくなりました。海外販売は当社の中国とタイの現地法人から直接販売しています。グローバルな販売体制を整えています。
Q:日本AMCさんの強みやアイデンティティを教えてください。
A:人材資源の点では、20年前から海外進出を行い、外国人を正社員であったり、
実習生として積極的に雇用してきました。そのため外国人と一緒に仕事をしたり、
海外に出て仕事をするといった点が他社に比べると抵抗なく行えていることは
強みだと言えます。
Q:なぜ福井に本社を構えていらっしゃるのですか?
A:創業時には工場を持っていませんでしたが、モノづくりを続けていくにあたり工場を建てようという流れになっていったんですが、現在の会長のもともとのご出身がここ福井県の美山なんです。地元には信頼できる仲間がいたということもあり、福井に工場を建てました。さらに工場から直接お客さんのところに製品を届けることで間に倉庫を設ける必要がないという点で本社も福井に移しました。
Q:日本AMCさんの取引相手は日本国内がメインですよね?
A:そうですね。当社の取引先は国内がメインです。国内で組み立てられた機会が海外に輸出されることはありますが、製品単品で直接海外に販売することは少なくなりました。海外販売は当社の中国とタイの現地法人から直接販売しています。グローバルな販売体制を整えています。
Q:日本AMCさんの強みやアイデンティティを教えてください。
A:人材資源の点では、20年前から海外進出を行い、外国人を正社員であったり、
実習生として積極的に雇用してきました。そのため外国人と一緒に仕事をしたり、
海外に出て仕事をするといった点が他社に比べると抵抗なく行えていることは
強みだと言えます。
インタビューシップでしか聞けない、気付けない企業の顔。
インタビューシップは企業内部の人に自分の抱えている疑問や質問を企業担当者の方に聞ける。
それも何時間も使って独占的に聞ける。
普段ではありえない貴重で贅沢な体験ができた。
私が今回のインタビューシップで知りたかったことは会社内部の人間にしかわからない日本エー・エム・シーさんに入社してどのような点でよかったと感じているかということです。
そこで数名の社員さんにインタビューをさせていただきました。
まずはものづくり改革室生産技術グループの高村 亮太さんにお話をお聞きしました。
Q: 日本エー・エム・シーさんに入社出来てよかったことは何ですか?
A:やっぱり色々なことをやらせてもらえることですね。二年目の僕の意見も上司は聞いてくれて、
検討してくれます。そして年に一度、会社のトップ(社長)と話をできる機会を設けてくれているんですよ。
次にものづくり改革室生産技術グループの大谷 哲也さんにもインタビューをさせていただきました。
Q: 日本エー・エム・シーさんに入社出来てよかったことは何ですか?
A:仕事を任せてくれる点ですね。大きな仕事を任せてもらうことで社員には
仕事に対する責任感が生まれると思います。この会社は早い段階でそういったことを
経験させてくれるので入社してよかったと感じています。
お二人にお話をお聞きして共通している点があると感じました。それは日本エー・エム・シーさんが社員を大切にしている点です。会社が大きくなればなるほど社員一人ひとりの意見をくみ取ることは困難になっていきますが、この企業さんは困難であってもその姿勢を貫いてきたし、今後も貫いていくにちがいないと感じました。