地域企業魅力発信
インタビューシップ2017
大阪府の企業
株式会社池田製機工業所
2017 Close-up Company!
京阪守口市駅から、歩いて10分。製造業では珍しく、下町の住宅街の中に溶け込むように当社の工場は建っています。大正4年より、100年以上この場所で操業してきました。日本の「ものづくり」の歴史と同じく当社の歴史があります。時代の変化と共に自分たちのスタイルもまた変化を求められます。次の100年に向けて、新しい設備の導入、新しい3DCADの導入など、IT化もどんどん進めているところです。次の100年を一緒に挑戦してくれる人材を常に求めています。
●本社所在地/大阪府守口市大枝北町12-15
●資本金/1,000万円
●従業員数/28名
●事業内容/金属部品加工および生産設備装置組立
とけ込みやすい雰囲気ときれいな環境
分野の違うメンバーが個性を活かし合って仕事を進めています。どの部署でも、図面を扱う事が多いのですが、理系や文系関係なく、新人に教える事が好きなメンバーばかりです。仕事中でも何でも教えてくれるので、新人さんも非常にとけ込みやすい雰囲気があります。
鉄工所というと、油まみれなイメージがあるかもしれませんが、社員全員で毎日清掃を行っているため、築年数を考えさせません。昨年、大型空気清浄機を工場内に導入するなど、衛生面、安全面を常に考えています。女性社員が非常に少ないので、みんな特に女性社員に優しいです。
女性社員は特に助かります。
当社の推しポイント
・困っていたら誰でも声をかけて助けてくれます。社長との距離も近く、とても話しやすいです。
・朝、みんなで掃除をしているのですが、とても良いことだと思います。
・駅からとても近いので、便利なお店がたくさん近くにあって助かります。
・今、鉄工所のイメージを変えようと頑張っているのが、とても感じられます。
・有給休暇がとりやすいです。それと、3月に1年分の休業日がわかるので、プライベートの予定が立てやすく助かっています。
入社を決めたきっかけと今後の目標は何ですか?
もともと事務職希望でしたが販売の仕事をしていました。その後、辞職して1年後に池田精機工業所で事務職として働くことになりました。もともと母親が働いて安心だったことと、事務職を経験できるということで入社を決めました。当社では、主に現場の人とやりとりをして、図面をパソコンで打ち込んだり、整理したりする仕事をしています。また、将来的には図面の設計などに使われるCADといったソフトを使いこなせるようにしたいです。幅広い年齢層で社長とも話しやすく、一人一人が困っていたら助け合える会社です。
転職してきた方から見た池田製機工業所とはどんな会社ですか?
私はもともと販売の仕事をしていましたが辞職し、勧誘によってこの品質管理のお仕事に。当社はモノを作る会社であり、その分特殊な機械を多く使っています。特殊な機械を使い小さな部品なども扱うため、それだけの精度も要求されてきます。そんな中、私は図面の要求、またはその一つ一つが合っているかどうか?といった品質管理の仕事をしています。最初の頃は、全く分らないことだらけでしたが、今では少し確認するだけで、違いが分かるようになりました。100年たった今、もう100年魅力をどう受け継いでいくのかが楽しみです。
社長にお伺いしました。今後、どのような会社にしていきたいですか?
まず、今働いている社員が経験している仕事や技術などを、次の世代につなげていきたいと考えています。また、お客様との信頼関係を作ることがとても重要なので、お客様の希望に応じた的確な対応をできるようにして、信頼関係を深めていきたいです。当社で働く人材をもっと増やしていきたいが、モノづくりとなると、表に出ない仕事なので、若い人たちにもっと「モノづくりの良さ」や「池田製機工業所」を知ってもらいたいと思って様々な取り組みをしています。当社では、即戦力になる人材はもちろんのこと、働くことに対しての気持ちが前向きな人を求めています。
取材者から見た企業の魅力
企業を訪問してみて、社長をはじめ社員の方々は皆さん優しくて話しやすい雰囲気でした。インタビューさせていただいた方もお話していましたが、困った時などにも話しかけやすい環境があり、いつでも相談できるという安心感が池田製機工業所様の魅力と感じました。また、笑顔でインタビューに答えてくださったことや、工場内見学もさせてくださり、とても雰囲気のいい企業だと感じました。私はまだ1回生ですが、就活の際や社会に出てからも役立つようなこともたくさん教えてくださり、インタビューシップに参加して、多くの学びを得ることができ、非常に良い経験となりました。そして、興味のある仕事以外にも魅力的な企業があることに気が付くことができたので、就職活動には広い視野を持つことが大事だと感じました。
私たちが記事を作成しました。
【企業担当】品質管理課・松林智一
【取材担当】流通科学大学・柴口寛太