社員はクリエーターであり、「創造活動の手段」で当社に所属しているという意識です。自由な発想で想像力を高めて創造力を発揮して貰うべく、細かい規則は作らず、あるのは共有の価値観を示した「８つの約束」だけです。これは行動では無く「考え方」を示すものです。休みを決めたり、昼食休憩をいつどれだけ取るかなど、この共有の価値観を基に自分たちで考えて行動します。遅刻や、早退などのペナルティもありません。

入社を決めた理由：滋賀レイクスターズの会場で流れていたオープニング映像に感動し、その映像を作っている人がいる会社で自分も働きたいと思いました。
仕事のやりがい：ひとつの仕事では、最初から最後まで関わる事が多く、自分の発想や意見が尊重され、最終お客様の反応や声も直接聞く場合が多いので、責任を感じる事と同じ位の達成感や喜びがあります。

映像制作に魅力を感じ、転職してこの会社に入社した若手社員さんにお話しを伺ってみました。入社当初苦労したこととして、「撮影する上で不向きなところをどう改善して撮影するか」「転職で入社したため、一からやり直して仕事をする」この2つをあげていらっしゃいました。しかし、そんな苦労の中、音響機械のノウハウのオペレート技術、機械を使って撮影する技術、編集作業上でのソフトを操作する技術を身に付けてきたそうです。そして、「お客様の喜んでいる顔を見る」ことが仕事のやりがいに感じていらっしゃいました。最後に将来のビジョンを聞いてみたところ「お客様に喜んでもらえるような技術を作るようスキルを高めていきたい」ととても意欲的な方でした。

学生時代、バンドを組みながら、バイトで株式会社EGSに勤務し、そのまま入社した中堅社員さんにお話しを伺ってみました。入社して苦労したこととして、「製作を担当しているお客様とのやり取りで、特にお客様のお話を上手く引き出すこと」とお話ししてくださいました。そして、そんな苦労の中、「映像に携わる専門分野」を仕事を通して身に付けてきたそうです。仕事のやりがいを感じるのは、「自分たちが製作したコマーシャルをテレビで見る時」「お客様からのありがとうの言葉を言われる時」だそうです。最後に伺った将来のビジョンについては、「映像制作をこれからもしっかりと続けていきたい」と、明確な目標が定まっていらっしゃいました。

小さい頃から常に音楽に囲まれ、音楽を愛し、26歳の若さで飲食店を経営。しかし、良い音楽を作りだす若手の音楽家たちをなんとかしたいという思いから、飲食店を閉め、音楽関係の映像会社「株式会社EGS」を設立した、代表取締役の松崎悦子さんにお話しを伺いました。松崎社長は、経営する上で常に心に留めていることは、「資金的なことを常に把握すること」とおっしゃっています。そして、今後どのような会社にしていきたいか聞いてみると、「社員の自主性に任せて、全員で会社の方向を決めていきたい」という答えが返ってきました。そんな松崎社長にリーダーとは何かを尋ねてみると、「社員が失敗したことの責任を負い、社員を守る人」との答えで、社長の会社や社員に対する想いが伝わってきました。

株式会社EGS様の魅力は、2つあると思います。1つ目は、経営者松崎さんの「社員が失敗したことの責任を負い、社員を守るのがリーダー」という考えです。「社員のことをしっかりと考え、社員の自主性に任せる」、このような会社はEGS以外には少ないのではないかと感じます。2つ目は、中小企業の良さの1つでもある、経営者と社員の距離が近いことです。特に、EGS様の場合は、経営者と社員の距離が近いため、相談したいことは何でもできる社内環境になっています。また、家族のような強い絆で仕事しているように感じられました。この2つが株式会社EGSの魅力であると感じました。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 私たちが記事を作成しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【企業担当】松崎悦子
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【取材担当】立命館大学・友田樹哉