地域企業魅力発信
インタビューシップ2017
兵庫県の企業
滝川工業株式会社
2017 Close-up Company!
●本社所在地/兵庫県加古川市別府町石町52番地
●資本金/9600万円(グループ合計:2億4,800万円)
●従業員数/170名(グループ合計230名)
●事業内容/製鉄関連機械・食品機械・産業機械の開発・設計・製造・営業
企業の社風と、社風のわかるエピソード
当社では、若手でも意見を言えるチャンスがある社風です。新人・若手の間は、先輩社員が設計した機械の部品を設計します。そこで私は、この部品はこのような形状がいいのでは、と先輩に提案しました。その提案が実際に、製品に反映されたことがありました。このような小さな提案から「この機械はこんな動きや、こんな仕様がいいのでは」というような大きな提案まで若手でも意見を言うことができます。
若手社員から見た会社自慢
当社は完全週休2日制、年間休日123日としっかりと休める会社です。主力製品である結束機は国内シェア約70%と圧倒的なシェアを誇ります。取引先は誰もが知っているような製鉄所や食品メーカーなどの大企業も多数。新人・若手でも大きな取引の一部に関わる事ができます。
〈若手社員インタビュー〉努力を積み重ねてより好きになっていく仕事
滝川工業に入社を決めたきっかけは、目に見えて、形としてずっと残り続ける「モノ」を作ることに興味があったこと、モノを作る人のサポートをする仕事に興味を持ったことだとお聞きしました。仕事中もお給料をもらいながら、勉強をしているようで大変な時もありますが、少しずつ積み重ね、いつしかできるようになっていることが楽しいとおっしゃっていました。また、この仕事は、奥が深く分かってくると更に楽しくなってくるそうです。今後は、自分で考えて大きなものを作ったり、自分の力で、お客様を見つけていきたいと生き生きとお話ししてくださいました。
〈中堅社員インタビュー〉 刺激に満ち溢れた職場です!
インタビューにお応えいただいた方が働くうえで大切にされていることは、大変なことに取り組むときも、途中で投げ出さずにがんばってみるという事でした。そのような気持ちを持って取り組むことで、チャンスは訪れるという前向きな考えを大切にしていらっしゃいました。そして、この仕事はお客様によって欲しいものが変わるので、誰かに任せきりではなく、自ら赴いてお客様と話し合うことからスタートします。自分で考えて設計することができ、また設計から試運転調整まで、全部の工程に自身が関わることができるところにやりがいを感じているそうです。さらに、自分が作ったものが実際に動くところを見れることが楽しく、この仕事が好きだと仕事の魅力を語ってくださいました。
〈経営層インタビュー〉今後の展望と中小企業ならではの魅力
日本の人口が全体的に減ってきているなかでも、現在の売り上げを維持し、未来の若手につなげていけるような会社にしたいです。更なるグローバル化も視野に入れていますが、自分の会社の持っているスタイルを貫くことも大切に考えています。また、どんなに科学が発達しても、ロボットだけでは限界があるので、人間の良さを生かしていくことを重視し、社員ひとり一人の性格を把握して指示を出しています。大企業と違って、自社で全部製作することができるということや、要望などを伝える速さが迅速なところが中小企業の強みです。
〈取材者から見た企業の魅力〉 ひとりひとりのお客様の要望に真摯に向き合う
私が感じた滝川工業様の魅力は、大企業と違って、一社一社のお客様のご要望に真摯に向き合い、オーダーメイドで依頼されたモノを作ることができるという点です。大きな会社であれば部門ごとに仕事内容が分担されており、伝達にある程度の限界がありますが、滝川工業様は、お客様の依頼を聞いた本人がすべての部門に関わることで、丁寧にお客様の要望に応えられるようにと最大限の工夫をなさっています。そして、今回インタビューに応じてくださった皆様が、自分の仕事に誇りをもち、真剣に熱い思いを語るその姿を心から尊敬します。そのような一生懸命な社員の皆さまでで成り立っているというのも魅力の一つです。
私たちが記事を作成しました。
【企業担当】技術部機械技術課・田中友康
【取材担当】流通科学大学・山本藍以