地域企業魅力発信
インタビューシップ2017
奈良県の企業
株式会社三輪山本
2017 Close-up Company!
2017年に迎えた創業300年を機に「株式会社三輪そうめん山本」から「株式会社三輪山本」に会社名を刷新しました。
多くのみなさんに喜んでいただくため、最高の品質での商品造りを大切にしていて、「白龍」「銘品 白髪」は、モンドセレクション2017で8年連続最高金賞を受賞。
先人からの三輪伝統の製麺技術を守りかつ磨き、更に高めて次代に伝える一方、新しい食文化の創造をめざしてまいります。
伝統製法や厳しい品質管理はもちろん、新しい製造技術を常に取り入れた商品づくりや、商品の新たなるブランド化を目指しています。
●本社所在地/〒633-0072 桜井市箸中880
●資本金/4,500万円
●従業員数/65名
●事業内容/手延べそうめん、乾麺類の製造・販売・飲食
日本のそうめん発祥の地、桜井市三輪。
桜井で創業以来、安全で高品質な美味しい商品造りに拘り続け、今日では百貨店などでも高級贈答品として認知される「ブランド力」が最大の強みです。また、本場の美味しいそうめんを召し上がられる「三輪山本お食事処」、手延べそうめんの歴史や文化が学べる「麺ゆう館」、お土産物が揃う売店など、全国から奈良へ観光に訪れる方に向けた複合的な「本店施設」があり、悠久の歴史の中に佇む瓦葺きの本社直営売店が、当社のブランドイメージを大きく向上させています。
従来からの伝統的な手延べそうめんだけで無く、創業300年を機に佐藤可士和氏によるデザインでリニューアル発売した極細そうめん「白龍」をはじめ、電子レンジでお手軽調理できる「にゅうめん」シリーズなどの他にも、若い方に人気の消費構造の変化に伴って顧客接点や消費者嗜好が多様化する中で、そうめん業界のリーディングカンパニーとしての誇りを持って、様々な商品開発に挑んでいます。
女子社員から見た企業の推しポイント
私は全国の百貨店で販売される商品パッケージのデザイン製作や店内のポップ作りをはじめラフイメージからデザインを起こしたり、入稿までの作業をすることもあります。
それに加え、売店での販売やお食事処での配膳などもしますので、お客様と直接関わることで自分がデザインしたものに対するお客様の反応がすぐに伝わり、ご意見をいただけることをとても嬉しく思います。
創業300年を迎えた老舗の会社にもかかわらず、まだまだ次々と新商品を生み出すメーカーとしての姿勢に誇りとやりがいを持って働いています。
若手社員へのインタビュー[何故、この職場を選んだのか?]
当社を選んだ理由は、2つありました。
1つは自分の住まいの近くの会社・地元の企業であるということと、もう1つは有名な三輪そうめんを扱う老舗企業で働きたいという理由でした。わが社では、お食事処の配膳・片付け、厨房での作業、売店での商品の販売、工場・研究所でのそうめん製造や研究開発作業、そしてお取引先を開拓したり管理する部署があります。入社後の配属部署では、当初は不安でしたが上司・先輩からの指導のもと知らない事を多く知ることが出来、少しずつ成長できていると思います。そして一人前になり後輩を指導出来る様なりたいと思います。
中堅社員へのインタビュー[仕事で、どの様な事を重要視しているか?]
営業部に在籍しており、業務は百貨店やスーパー等の取引先に出向き営業活動を行っています。取引先とのコミュニケーションをとりながら、信頼関係を構築し会社の業績に貢献できるように努力しています。「お客様第一」という考えをモットーにして営業活動を行っています。
わが社では新しい商品やそのパッケージデザインを日々研究開発しています。その商品ラインナップをツールに営業活動を展開しています。
三輪山本は、人間関係をとても大事にしています。同僚や部下そして上司の方々と、お互いにコミュニケーションをとりながら社内でも信頼関係を築き上げ、それを営業活動にも活かしています。
経営層(社長または役員など)へのインタビュー [これから先の、新しい考えは何かあるのか?]
三輪山本は、創業300年を迎えます。これを機会に世間から既に三輪そうめんの会社であると認知されていることと自負し、社名を『三輪そうめん山本』から『三輪山本』に刷新しました。新たな気持ちで、お客様に安心して喜んでいただける品質本位の商品をご提供できる様、また従来の思考にとらわれず、研究開発により時代に即した、かつ時代を先取りした新しい商品を開発ご提供できる様、次の節目の400年に向かい全社一丸となって日々努力し前進して参ります。
学生から見た企業の魅力[様々な特技を持つ人に、ぴったり合う職場]
三輪山本は、働きやすい明るい職場です。業務部では、売店とお食事処を運営し商品展示販売や配膳作業を、営業部では取引先の新規開拓及び既存の取引先の管理業務を、製造部では本社工場と製麺技術研究所の運営を行い製造・研究開発を行っています。経験の有無に関係なく適材適所の配置で且つ、業務のローテーションも実施され個人が尊重されています。社歴が長いことは信用のバロメーターの一つであり、加えて前向きな努力が日々が行われており遣り甲斐を感じつつ働ける職場だと感じました。
私たちが記事を作成しました。
【企業担当】総務部・奥田良平
【取材担当】奈良大学・野口 隼