らんざんは旅館というにはやや大きくホテルとしては小さい規模の宿泊施設です。
故にスタッフが客室係、予約担当などに分かれておらず、各々が様々な形で予約からご出発までお客様と関わることになり、最後までご満足いただけるようお客様一人一人とのつながりを大切にしております。
また、地域でのお祭りなどが行われる際には、当館の会場を着替えや昼食に使われることも多く、地域とのつながりも大切にする施設として日々励んでおります。

若手の自分から見て、非常に風通しのいい働きやすい職場だと感じております。
最高責任者である総支配人や支配人にも気軽に質問出来ますし、ミーティングや日々の業務の中でも経験の浅い自分達が改善点・不満点などを発言することができます。発言した意見は先輩方が真摯に受け止め、上に届けてくれるからです。

また働き方についても、常にスタッフ全員が「残業は発生して当然ではなく、いかに減らすことができるか」という残業削減の為の業務の取り組み方を考えており、効率のいい仕事ができる職場環境を目指しています。
休日はシフト制ですが、希望休は非常に通りやすいです。また、週休二日制でホテル業界の中では休日が多い点も働きやすい点だと考えております。

「お客様のありがとうが嬉しい」と語ってくれたのはフロント担当の川口洋平さん。前職は営業職でその時の要望に見合ったサービスができ、お客様が喜ぶ姿にやりがいを感じ、サービス業の究極でもあるホテル業をやってみたいと思い、らんざんに今年5月に入社した。

今はお客様対応の上手い格好いい先輩方のようになるため、日々奮闘している。見せてくれた分厚い手帳もたくさんのメモでもう余白が少なかった。さらにお客様にもっと嵐山の観光案内が出来るよう休憩時間に嵐山を実際に散策したりもするそうだ。まだわからないことも多いが先輩や支配人にも気軽に質問できる風通しの良さもらんざんで働ける魅力と教えてくれた。

　「お客様が予約をしてくださるときから、お見送りするまでがフロントの仕事です」と語ってくれたのはフロント担当の水野満夫さん。お客様が「ありがとう」と気持ちよく帰ってもらえたときにやりがいを感じるそう。働く上で大切にしていることはスタッフ同士の情報共有。お客様の中には誕生日や記念日などのサプライズの依頼もあり、様々な面でスタッフ同士での連携がより重要になる。さらにもし何かあったときにお客様が来るのはフロント。そのときに誰が対応してもきちんとお客様のご要望にできるだけ答えられるようにスタッフ同士の情報共有は欠かさない。

「支配人の仕事は売上の管理や、従業員の管理と沢山あるけど、大事なのはみんなが楽しく仕事できる環境を作ること。」と黒川支配人は語ってくれた。また旅館のトップとして、社員一人一人に興味を持つように心がけている。また若いうちには失敗を怖がらないことも大切で若いときの失敗の経験が自分自身の働き方や社員の指導にも活かされるという。楽しく仕事を続けるためには社員が仕事をしやすい環境を作ること。そしてそれがお客様によりよいサービスを提供できる理由でもあると語ってくれた。今後会社としてやってみたいことは、「まだまだ時間がかかるかもしれないけどいつか温泉をやれたらいいな」とこれからの夢も語ってくれた。

今回私が訪問したのは世界有数の観光地京都・嵐山。国内だけでなくアジアをはじめてとした世界中の観光客が訪れる。その嵐山にあるご清遊の宿らんざん。
四季折々の変化を魅せる中庭が印象的で旅館で働きながらもきれいな景色を望める。私が最も魅力に感じたのが仕事のしやすそうな環境である。
社内での風通しがよく働きやすい、相談しやすいという声が多かった。風通しが良いことや相談しやすいことは、社員として働く上でも重要な事だし、そのような環境だからこそより一流のサービスが出来るのでは無いのだろうかと感じた。さらに希望休も取りやすいという声もあり、仕事だけでなくプライベートの充実できそうな職場だと感じた。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　私たちが記事を作成しました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【企業担当】宿泊課フロント・川口洋平
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【取材担当】佛教大学・金光貴大