地域企業魅力発信
インタビューシップ2017
京都府の企業
株式会社バイカル
2017 Close-up Company!
当社は1955年創業の京都老舗の洋菓子店です。創業以来当社は地域密着型の店で、京都では知らない人が居ないくらい有名な店です。
だから、親子三代に渡ってご贔屓にしてくださってる方が沢山いらっしゃいます。皆さんバイカルのデコレーションケーキが大好きでこのクリーム、スポンジでないと他のは食べられへん!と言って下さいます。
そして同じく人気なのがアップルパイ、青森の紅玉りんごをじっくりと炊き上げ、これでもか!という位たっぷり入っていて、とても食べ応えある人気の逸品です。
バイカルは昔から変わらずの美味しさがある、懐かしさの中に新しい風を感じて頂ける洋菓子店です。
●本社所在地/京都府京都市左京区下鴨本町4-2
●資本金/2,750万円
●従業員数/70人
●事業内容/洋菓子製造および販売
社長と気軽に話せるっていいでしょう
当社の社風は、上司との距離がとても近いというところです。
他の会社なら社長や役員と直接気軽に話せるという事はあまりないと思いますが、当社では疑問に思った事を聞いたり相談したりと、上司がフレンドリーなのでとても話しやすいです。
例えば、ある日上司が店回りで来られた時、ディスプレイでわからないことがあり、恥ずかしながらとお伺いした時などは、そんなこともわからないのか‼とは言われず「お客様の目線を考えて」と優しくアドバイスしてくださって、とても勉強になりました。
この近い距離感が心地よく、楽しく仕事の出来る環境にも繋がっていると思います。
女性社員も安心
当社は洋菓子店だけあって女性が多く働く職場です。
特に販売スタッフはほぼ女性です。また、年代も様々な中、皆で協力しあう関係です。
女性は、結婚したらもう終わりと思っていましたが、当社では、結婚してもそのままで、産休もきちんと取れる環境になっています。現に、これから2度目の産休に入られる方もいらっしゃいます。
2度目という事は、安心して休めそして戻って来れる場所があり、迎えてくれるスタッフがいるからだと思います。
そんな当社は、女性にとって、とても居心地の良い会社で長く働ける場所だと思います。
〈若手社員インタビュー〉洋菓子がお客様の手に届くまで、店員全員が一体となり働ける場所
Q.バイカルで働こうと思われた理由は何ですか?
A.大好きな「京都」の洋菓子店で働きたいと思ったからです。そこで歴史あるバイカルを選びました。
Q.このお店の良い所を教えてください。
A.売り場の後ろに工房があるため、シェフとコミュニケーションがとりやすく、お客様の要望にも対応しやすい所です。
Q.働いていて良かったと思う事を教えてください。
A.お客様と話をする時です。常連のお客様が母親になり、お子様と来られる姿などを見ると、世代を超えて愛されていることを実感します。お客様との会話から学ぶことも多いです。また、作られた商品を無駄にしたくない。という責任感から、より良いお店作りを心がけることにやりがいを感じます。
〈中堅社員インタビュー〉大切な事はやる気と挑戦、何より努力。やりたい事なら諦めない
Q.バイカルで働こうと思われた理由は何ですか?
A.「京都」の昔ながらの技術や歴史を学びたいと思ったからです。
Q.シェフになるまでの経緯を教えてください。
A.昔からお菓子作りが好きだったことがきっかけです。専門学校へ通い、フランスをはじめ様々な場所で知識を得ました。
Q.経験がないと働くことは難しいですか?
A.未経験者もいます。細かくやり方を教えるので、大切な事はやる気があるかどうかです。
Q.働いていて良かったと思う事を教えてください
A.新作のケーキの試作を頼まれるなど、まかせてもらえると嬉しいです。また、店長・指導者としての責任感を抱きながら、これからも「愛され続けるお店」を目指す事にやりがいを感じます。
〈経営層インタビュー〉歴史あるバイカルだからこその、課題と縁
Q.バイカルで働く魅力は何だと思いますか?
A.当たり前のことに感謝してもらえる喜びを味わえることです。
Q.課題だと思われている事はありますか?
A.京都にも新しい洋菓子店が増え始め、味以上に安く目に留まりやすい商品に多くの人が惹かれている中で、どのように商品を売り出していくかです。
Q.目標とされている事はありますか?
A.これからも在り続けるために自由な発想で作り上げていく事が目標です。また、若い世代の方々を中心にアプローチすることで、より広い世代にバイカルを知ってもらいたいと思います。
Q.実際に取り組まれている事はありますか?
A.神社仏閣の催事でバイカルの洋菓子を販売するなど縁を繋いでいく事を心がけています。
〈取材者から見た企業の魅力〉苦労も喜びも分かち合えると思える職場
私が感じた1番の魅力は「家庭のような職場」だということです。お店の1階は売り場と厨房が隣り合っており、2階には従業員が休める憩いの間(リビング)がある職場は、近年見ることが少ない環境だと思います。また、季節ごとのイベントや誕生日には特注のケーキを販売するなど、お客様の笑顔のために店員皆さんが団結する姿を何度も目にしました。また、仕事後もお店に残り生クリームを絞る練習をされている方、美しい飴細工を熱心に作られる方や、すごいよねと感心しながら見守る方々を見て、お店の事・共に働く従業員の事をそれぞれが気にかけ合う、まるで家族のような距離感で働けるこの職場に私は居心地の良さを感じました。
私たちが記事を作成しました。
【企業担当】山科店 販売・岡田ゆかり
【取材担当】佛教大学・高倉綾乃