地域企業魅力発信
インタビューシップ2017
京都府の企業
株式会社しっつ
株式会社しっつでは、「建築積算」という仕事をしています。積算とは、見積もり金額を出すために、建物を建てるのに必要な材料の数量を図面から算出する仕事です。建物を建てる時、特に問題が発生しやすい「コスト管理」においてできる限りストレスを回避できないかと考え「積算の見える化」を独自に開発しました。現場に関わるすべての人たちに納得していただけるよう丁寧な積算を心掛けています。経営理念に掲げる「建築業界の支援企業として社会の発展を目指す」ために、しっつは建設現場において血液のような存在になれるよう日々努力していける企業を目指しています。
●本社所在地/京都府京都市伏見区両替町四丁目320番地1
●資本金/1,000万円
●従業員数/37名
●事業内容/建築積算
企業の社風と、社風のわかるエピソード
若い社員が多く、温かい雰囲気の会社です。積算の仕事はパソコンに向かう業務ですが、お昼休憩のときなどは先輩方とお話しをしたり、よく笑い声が聞こえてくる職場です。先輩との距離も近く、どんな質問にも丁寧に答えていただけるので、安心して仕事に取り組むことができます。特に女性は、社内の雰囲気を重視される方が多いのではないでしょうか。私自身が就職活動をしていたときも特に雰囲気を重視していました。そんな方にぜひ、会社見学やインターンシップに参加し、しっつの雰囲気を感じていただきたいです。
女性社員から見た企業の推しポイント
私の感じるしっつの推しポイントはやはり、社内の温かい雰囲気です。インターンシップに参加した時から温かい雰囲気を感じていましたが、その印象は入社した後も変わりませんでした。しっつでは、月に1回個人面談があります。面談と聞くと堅苦しいイメージかと思いますが、悩みやわからないことなど気軽に相談できる場です。キャリアアップするためにどのようなことを意識すれば良いのか具体的にアドバイスをいただけます。些細な悩みや質問にも丁寧に答えていただけるので、安心して仕事に取り組むことができます。
〈若手社員インタビュー〉「暖かな職場」が印象的な会社でした
入社したきっかけは、インターンシップへの参加だったと若手社員の高木さんは言った。2日間のインターンシップの中で、暖かな雰囲気の職場や仕事へのやりがいを感じた高木さんは、しっつで働いてみたいと感じたという。
また、入社後も上司や先輩が親身になって仕事のサポートをしてくれたり、楽しい職場環境を作り出してくれて、より暖かさを感じられたと語った。そして、それがしっつの魅力であると笑顔で答えた。
「お客様が求める正確なデータを丁寧に算出し、納品できるように気をつけている」と、助け合いながら様々な知識を吸収し、成長できるように高木さんは仕事をしている。支え合える環境があるのもしっつの魅力だろう。
〈中堅社員インタビュー〉大切なのは、覚える努力と興味関心
積算に興味はあっても知識や技術面に不安を感じる方も多いだろう。
市岡さんにそのことを伺うと、新人社員の教育については、1つ1つ丁寧に教えるようになっていると言った。周囲の人が何度も教えているうちに、自然と覚えていけるような環境がしっつにはあるのだ。
また、川口さんは「建築に携わってみたい」という気持ちを大切にしてほしいと言う。「現場にいなくても一緒に建築をしている」ということを大切にしている川口さんは、建築に関わることに常に関心をもてば、自然に仕事が楽しくなると語った。
ただ覚えるだけではなく、関心をもって仕事に臨むことが、会社やお客様に対して、そして自分の成長のためにも重要なのであると実感できた。
〈経営層インタビュー〉しっつは現場の円滑材!
「積算の検証をビジュアルで見られるようにしたのは、しっつが初めてだろう」と、井上さんは誇らしげに語った。
井上さんはしっつの役割を、工事費の見積もり金額の違いで、現場で働く人たちが混乱しないように、そして良い建築物が建てられるようにすることだと述べた。しっつは、見積もりを視覚化することによって、現場で働く人たちが納得して仕事ができるようにしたのだ。まさに潤滑剤の働きをしていると言えるだろう。
「1件でも多くの現場で、しっつの積算が信頼されるように日本全国の現場に携わせてもらいたい」と、井上さんは笑みを浮かべた。多くの現場がストレスフリーになる将来が、しっつの先にあるのだと感じられた。
〈取材者から見た企業の魅力〉株式会社しっつの生きざま
しっつの魅力は、「株式会社しっつの生きざま」にあると私は考える。
しっつは、現場で円滑に工事が進むよう、誰が見ても一目で納得できる積算をすることを目的にしている。そのために、数字で表現されてきた積算を視覚化して、多くの顧客から信頼を得てきた。目的に向かって柔軟に進むしっつの生きざまは、建築業界の将来を見据えているように感じられた。
また、しっつの暖かな職場も魅力的だった。私が実際に積算用のソフトを操作した時には、細かなところから丁寧に何度も教えてもらえた。暖かくサポートし合える職場があるからこそ、しっつの丁寧な仕事ができるのだろう。
みなさんも、ぜひ一度しっつの魅力的な仕事に触れてみてほしい。
私たちが記事を作成しました。
【企業担当】SPS事業部・岡田桃
【取材担当】佛教大学・木村摩星