地域企業魅力発信
インタビューシップ2017
福井県の企業
木下鉄工株式会社
2017 Close-up Company!
私たち木下鉄工は、皆さんが毎日のように手にするミネラルウォーターやジュース、ビールなどのメーカーの生産ラインで、「搬送」という重要な役割を担っています。設計から製作、現地での調整まで一貫して行っているため、お客様の要求に対し、よりスピーディーに、より的確に対応することができます。
洗浄、殺菌、検査、瓶詰などの多様な機械をつなぎ、メーカーの厳しい品質管理に応えるべく、確実に、より生産性の高い「搬送」ができるか。長年の経験を生かし、「搬送」のプロとして考え続け、提案し、行動する、“もっとお客様の為に”と、社員一同情熱をもって、日々取り組んでいます。
●本社所在地/福井県坂井市丸岡町長崎1-80-2
●資本金/3200万円
●従業員数/84人
●事業内容/飲料食品関連ボトル・缶・紙パック等コンベアシステム及び一般作業機械の設計・製作・据付工事
親睦
社員は約90人、10代から60代までおりますが、全員で忘年会を行います。恒例の新入社員のあいさつ、ビンゴゲームなどで盛り上がり、お酒の力も借りてグッと社員同士の距離が縮まります。
また、年に1度、研修旅行にも行きます。全員で、または数グループに分かれて、時には家族も同行しての一大イベントです。
このようにさまざまな行事を通して、意外な一面も発見でき、業務中には直接話をしないような部署の人とも仲良くなり、親睦を深めることで、仕事においてもスムーズにチームワークを発揮することができます。
女性社員から見た企業の推しポイント
営業部 黒川 由紀恵さんから見た木下鉄工株式会社の女性目線での一押しポイントをお聞きしました!
「男性の多い職場ですが、(男性77名:女性10名)、それがかえって女性の立場も配慮してもらいやすい職場ではないかと思います。家庭の事情も理解してもらえますし、周りの人にカバーしてもらいやすい環境だと思います。また、産休、育休も実績があり、復帰についても相談にのってもらえます。どうしても家庭での負担が大きくなりがちな女性にとっては、働きやすい職場だと思います。」
若手社員へのインタビュー
入社5年目を迎えた技術部設計課の竹田康晴さんにインタビューしました。
竹田さんによると、木下鉄工株式会社は受注から設計、製造、アフターケアまでを一貫して行っていて、自分が設計した製品の形そのものをその場で見ることができる、というところに最大の魅力を感じ、入社されたそうです。
また、竹田さんにとって仕事のやりがいとは、図面の中に自分のやりたいこと、思いを反映できたり、実際に機械に触れることで、改善すべき点を見つけることだ、とおっしゃっていました。また、お客さんや現場の人とコミュニケーションをとりながら仕事をしていくことで話す機会が増え、元々話すことが苦手であった竹田さんは性格までも明るくなったとおっしゃっていました。
中堅社員へのインタビュー
製造部組立課の東和弘さんにインタビューしました。
東さんが働く上で大事にしている事は一番に我慢することだそうです。仕事をしていく中では分からないこと、辛いこと、忙しいなどと様々なことがあります。しかし、東さんは忍耐強く立ち向かっていくことを大切にしているとおっしゃっていました。
そして部下を育てる立場となった現在、部下にたくさんの経験をさせ、信頼できるようになるまで育て上げることが今の仕事のやりがいだそうです。また、部下の毎日の体調や顔色などを見るといったように、東さんの部下に対する思いやりも感じられました。そして最終的には部下自身が目標としていることよりも、遥かに超えて行ってほしいと願っていました。
経営層へのインタビュー
最後に代表取締役の木下修一社長にインタビューしました。
木下社長には会社に対する熱い思いを聞かせていただきました。日本中で様々な新商品が次々と出てきていて、どのような容器が求められるか読めない現代において、どのようなものに対しても確実に搬送できるような機械の確立に取り組んでいるそうです。そして、お客様に喜ばれ信頼されるコンベアをつくり、木下鉄工株式会社を他には真似のできない唯一のオリジナリティ溢れる会社にしていきたいとおっしゃっていました。
また、「木下鉄工株式会社」という社名について、“鉄工”では今の進むべき道とイメージが合わないという認識があり、近い将来変えていきたいと考えているそうです。
学生から見た企業の魅力
私が思う木下鉄工株式会社の魅力とは、コンベヤ以外にも様々な周辺機器も製造していて、様々なお客様のニーズに応えていることだと思いました。また、普通の会社では、機械の製造だけを行っているのですが、木下鉄工株式会社は、受注からアフターケアまでを一貫して行っており、お客さんとの信頼関係がより強まります。そこも魅力的だなと感じました。
そして、私が木下鉄工株式会社にお邪魔する前に思い描いた工場というのは、汚れていて働きづらいということでした。しかし、実際工場内を見てみると、隅々まで清潔に保たれていて、とても働きやすいという印象を持ち、考え方が覆りました。このように職場の環境を整えているからこそ、たくさんの良い商品が生まれるのではないかと感じました。
私たちが記事を作成しました。
【企業担当】総務部・黄倉金裕
【取材担当】福井県立大学・宮永智世