社長の人材活用日記
地域の中小企業における人材の採用や活用事例について、成功や苦労の裏話なども交えながら、社長の活動内容を日記スタイルで御紹介します。
和歌山県の企業
ノーリツプレシジョン株式会社
◆ 第一回 ◆
皆さま、こんにちは。
ノーリツプレシジョン株式会社、副社長の星野達也です。
我が社の「社長の人材活用日記」を訪問くださいまして、ありがとうございます。
こちらでは、日ごろお伝えできていないことを中心に我が社のことを紹介したいと思います。
どうか最後までお読みください。
我が社が求める人材
・ものづくりへの情熱にあふれる方
・海外経験や語学力に自信のある方
・チームワークを重視する方
我が社は、設計・開発〜製造〜販売〜アフターサービスに至るまで一貫して自社で行っています。
そのため、活躍の場が広く、大きなやりがいを感じていただける仕事がきっとみつかると思います。
ぜひ、私たちと一緒に、新たな一歩を踏み出してみませんか。
我が社の特徴
「歴史のあるベンチャー企業」です
我が社は、1951年のノーリツ鋼機の創業以来、世界で初めてフィルム現像工程の自動化に成功するなど、イメージング分野における高い技術力を武器に世界で確固たる地位を築いてまいりました。
2011年2月には分社化によりノーリツ鋼機の中核事業子会社となり、そして2016年3月にノーリツ鋼機グループから独立し、創業事業を含むモノづくり企業として新たな一歩をあゆみはじめました。
そういう意味で「歴史あるベンチャー企業」として、チャレンジ精神旺盛な企業へと生まれ変わりました。
今後も創業時のイノベーションを引き継ぎ、今まで培ってきたモノづくり技術を活かしたグローバルな成長と、ノーリツブランドの更なる向上に努めてまいります。
我が社の存在目的
ブランド・ステートメント 『Passion for innovation』
ものづくり企業として商品、技術、我々のマインドを含め、革新させることに情熱をもった集団でありたい。
そんな想いを体現しました。
経営理念(Vision) 『モノづくりの力で、新しい価値を生み、社会を変えていく』
経営方針(Mission)
創業事業であるイメージング機器ならびに今まで培ってきたものづくり技術を活かした医療、介護機器にフォーカスし市場の要求に合致したトータルソリューションを提供することでグローバルな成長とノーリツブランドの更なる向上をはかります。
我が社のルーツは1951年、「写真印画自動水洗機」の開発からはじまりました。それ以来、写真処理機器(現在では業務用の写真プリンター)を中心にビジネスを展開してきました。お陰様で、世界180か国以上の国々に販売してまいりました。
近年、パソコンや様々なモバイル機器の進展により「写真を画面で見て楽しむ」時代に変化しました。
しかし昔ながらの紙に出力した写真が、人間のライフスタイルに与える価値は、まだまだ残っていると考えられることから、我が社は、マーケット・インの発想に転換し、もう一度、創業事業であるイメージング事業に再チャレンジすることを決断いたしました。
そして、お客様へ感動を届ける革新的な商品とサービスを作るために情熱を注ぐ集団として「Passion for innovation」を新たなブランド・ステートメントとして掲げ、和歌山から全世界に向けて新しい価値を発信できるモノづくり企業として、イメージング事業に注力し、その経験を生かし医療領域や介護領域においても社会に貢献するモノづくりを行なうと共に、社員一人ひとりが熱意と志を持って成長できるような会社とすべく、尽力してまいりたいと考えております。
採用活動状況
数年ぶりに新卒者の採用をはじめることにしました。
高校や大学のキャリアセンター訪問、合同説明会への出展など、手探りながら自分たちで知恵を絞り地道に採用活動をスタートしています。
我が社にとって必要な人材は、冒頭にも書いているような若者です。チャレンジできる場は数多くあります。
当社の未来を一緒に創り上げていただけるやる気と力のある学生を求めています。
■最近の採用に関する取り組み例
・「マイナビ」
・フェイスブックページの活用
・わかま市就職フェアin京都(和歌山市)
・わかやま就職フェアin大阪(和歌山県、和歌山労働局)
・本社での企業説明会
コンサルタントからの一言
ノーリツプレシジョン株式会社様は、65年以上の歴史に裏付けされた「技術」と「ブランド力」があり、写真業界では著名な、いわゆるB to Bの会社です。
当会社のことを「お客様へ感動を届ける革新的な商品とサービスを作るために情熱を注ぐ集団」とおっしゃる星野副社長。一時は厳しい経営環境であったものの、見事に当会社の進むべき方向性を明確にされ理念の実現に向けて歩まれています。
本社・工場のロケーションは素晴らしいうえに、製造業としては平均年齢が45歳と比較的若く、大きなエネルギーを感じます。
今回のヒアリングを実施するにあたって、高校卒業生の採用に関して、学校との信頼関係の構築が先だと申し上げたら、早速、期待する高校を訪問され、良好な関係構築が出来つつあるようです。
そして当会社のホームページについて、「企業の想い」や「働く人」視点のコンテンツも有れば良いねと申し上げたところ、準備中とおっしゃって、そしたら2月23日に新しいものがリリースされました。とても素晴らしい出来栄えだと思いましたので、皆さまにも是非ご覧になっていただければと思います。
次回の「社長の人材活用日記」のコーナーでは、働く社員に焦点をあてた内容を書いていただけるようにお願いしています。
今&未来の創造サポート
代表 谷口 博則
◆ 第二回 ◆
皆さま、こんにちは。
ノーリツプレシジョン株式会社、副社長の星野達也です。
我が社の「社長の人材活用日記」を訪問くださいまして、ありがとうございます。
今回は2回目の投稿です。
少し入社後のイメージを持っていただけるような内容を紹介したいと思います。
どうか最後までお読みください。
若手の人材活用とフラットな組織体制
少数精鋭の会社なので、チャンスが豊富にあります。アメリカの子会社の社長は35歳。「若いうちから責任のある仕事を任され、成長したい」「どんどん上をめざしたい」というベンチャー志向の方にはピッタリの会社です。
組織は、できるだけ組織の階層を少なくし、フラットな組織体制にすることで、意思決定プロセスが短縮され、若手の声が経営や開発に反映されやすい環境にしています。また、部長の平均年齢が44歳と若く、担当者と近い感覚でコミュニケーションが取れることもあり、積極的なボトムアップが実現できる組織体制であると思っています。
グローバルなビジネスと3本柱の事業
我が社のイメージング事業における製品は、北米や欧州各国、成長著しい新興国など世界中に販路を広げ、今では世界180か国以上の約3万ものお店を中心にお使いいただいています。まさに我が社は「グローバル企業」と言えます。そのため、経営や製品開発の視点は常に世界です。
現在、我が社の事業は、「イメージング」「医療・介護機器」「開発・受託」という3本柱になっています。売上高の構成はイメージング事業がその多くを占めているのですが、今は非イメージング事業の拡大にも積極的に取り組んでいます。具体的には、新商品の開発、市場の多角化(海外展開)、競合との提携など既存の枠を超えた新たな可能性を追求しつつあります。
我が社の製品を愛用くださっている世界中のお客様のご期待にそうよう、会社の成長のため一層チャレンジしてまいります。
社員の育成
我が社の社名の由来は、ブランドである「ノーリツ」と精巧という意味の「プレシジョン」が合わさってできています。我が社が世に送り出す製品は精巧に出来ていなくてはなりませんが、そこに関わるすべての人、すなわち我が社の従業員も精巧でなくてはならないと考えています。
そのため、社内の研修制度の整備も進めてきております。
入社時の「新入社員研修」に加え、OJTはもとより、Off-JTである職種別研修や階層別研修も実施できるようになりました。
またグローバル企業を自負しておりますので、研修を兼ねて海外に赴任する制度も設けています。今までの実績では、開発部門や物流部門から、毎年1〜2名がアメリカの子会社に出向という形で1年の任期で赴任していただいています。
経験した開発部門の者は、海外の製品事情やニーズに触れ、とても興奮すると共に改めてグローバルな会社であることに気付いたそうです。今後も、チャレンジ精神とガッツのある社員が積極的に手を挙げてくれることを期待しています。
コンサルタントからの一言
ノーリツプレシジョン株式会社様は、65年以上の歴史に裏付けされた「技術」と「ブランド力」があり、写真業界では著名な、いわゆるB to Bの会社です。
私事で恐縮ですが、実は私は当会社でお世話になっていましたので特別な思いがあります。この10年あまりは激動でしたが、株主や経営体制が大きく変わり、藤本社長がおっしゃる「お客様へ感動を届ける革新的な商品とサービスを作るために情熱を注ぐ集団」に変化すべく、そして見事に当会社の進むべき方向性を明確にされ理念の実現に向けて歩まれています。
たかが1枚の写真、されど1枚の写真。2011年の東日本大震災をはじめ、数々の大規模災害の復旧の場で、泥や瓦礫の中にある写真が大切に扱われている様子が映ります。いつか持ち主に戻ることを信じて。
それだけ写真には言葉では表現できないくらいの価値があるように思います。そのようなかけがえのない写真に関わる当会社の社員の皆さんが一丸となって業績回復に向けて進んでおられること、素晴らしいと思います。
そして若いフレッシュな方を迎え入れ、さらに成長と進化を遂げようとされています。将来が楽しみです。
ホームページのリニューアルも終え、情報発信としては随分と充実していると思います。今後も定期的に、働く人に焦点をあてたコンテンツを発信していくことも有効だと思います。そして、高校生や大学生の会社見学会やインターンシップの受け入れなどを積極的に行い、当会社の本当の良さを体感していただくことが応募に繋がる可能性があると思います。
今後ますますのご発展をお祈りいたします。
今&未来の創造サポート
代表 谷口 博則
会社概要 |
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商号 |
ノーリツプレシジョン株式会社 |
創業/設立 |
1951年(昭和31年) / 2011年(平成23年)2月 |
資本金 |
1億円 |
代表者 |
代表取締役社長 藤本倫生 |
従業員 |
280名(単体) |
営業種目 |
■写真処理機器・介護機器の開発・製造・販売 ■医療機器の開発・製造受託 |
本社 |
所在地 〒649-8550 和歌山県和歌山市梅原579-1 Tel: 073-454-0307(代表) / Fax: 073-454-0420 |
会社URL |
http://www.noritsu-precision.com/ |
採用窓口 |
総務部 Tel: 073-454-0307(代表) / Fax: 073-454-0420 |
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