社長の人材活用日記
地域の中小企業における人材の採用や活用事例について、成功や苦労の裏話なども交えながら、社長の活動内容を日記スタイルで御紹介します。
和歌山県の企業
阪和電子工業株式会社
◆ 第一回 ◆
皆さま、こんにちは。
阪和電子工業株式会社、社長の長谷部巧です。
我が社の「社長の人材活用日記」を訪問くださいまして、ありがとうございます。
こちらでは、日ごろお伝えできていないことを中心に我が社のことを紹介したいと思います。
どうか最後までお読みください。
我が社が求める人材
たゆまぬ挑戦心を持つ「エンジニア」との出会いを求めています。
時代の変化、社会の変化を先取りし、日本のエレクトロニクス業界を一緒にリードしていきましょう。
我が社の特徴
半導体評価用ESD試験機、国内シェア70%
我が社は、常に時代と共に変化するお客様の要望に応えながら、製品の開発・生産・販売を進めている、日本のエレクトロニクス業界発展の一助を担うリーディングカンパニーです。
我が社は、1980年からは自社ブランド製品を展開しています。
半導体デバイス用の信頼性検査分野で事業をはじめ、256ピン用の静電気放電破壊(ESD: Electronic Static Discharge)検査装置の開発を皮切りに、1024ピン対応、ウェハー対応など機種展開を進めてきました。さらに解析装置への展開も図り、ファンクションテスタ、ESD保護回路の特性を検査するTLP(Transmission Line Pulse)装置などの製品ラインナップを揃え、今では半導体評価用測定器であるESD試験機は、国内シェア70%に達するなど、多くのお客様から信頼を得ています。
また2006年には経済産業省より、我が社独自の技術力の高さや、その技術が国民生活・経済活動に与える影響の大きさ等を鑑みて「元気なモノ作り中小企業300社」に選んでいただきました。
我が社の存在目的
明日の扉を開く
我々の活動の目的は、世の中に、役に立ち、価値ある「もの」を提供する事である。
そしてその活動を通じて、社員全員の物心両面の充実と自己の成長を図り、社会への貢献と豊かな人生をおくる事である。
そのために我々は、自らの可能性を信じ、勇気を持って、明日の扉を開く。
これが、我が社の企業理念です。
最良のものづくり活動を継続する
お客様に安心して使って頂ける「品質を優先したモノづくり」と「社会に役立つ技術開発」を実践し続ける企業を目指し、企業スローガンである「CHANCE,CHALLENGE,CHANGE(チャンス,チャレンジ、チェンジ)」を合言葉に、時代の変化、社会の変化を捉え、より良い社会の実現に貢献すべく、たゆまぬ挑戦を続けていく。
これが我が社の社会に対する使命(ミッション)です。
このように我が社は、日本のエレクトロニクス業界発展の一助を担うという意味において必要不可欠な存在だと自負しています。
採用活動状況
毎年、若干名の新卒採用を継続しています。
各種合同説明会への積極的参加、高校・大学のキャリアセンター訪問など、自分たちで知恵を絞り温かいムード感を醸し出しつつ採用活動を行っています。特に若手の女性スタッフが力を発揮してくれているのは頼もしいです。
我が社の人材戦略に沿った必要な人材は、冒頭にも書いているように、高みを目指し挑戦する強い気持ちを持つ「エンジニア」です。チャレンジできる場は数多くあります。
郷土愛に満ち溢れ、和歌山で花を咲かせようとお考えの貴方、応募をお待ちしています。
■最近の採用に関する取り組み例
・エントリーは「わかやま就活応援ナビ『U-Road2018』」を活用
・ユースエール企業認定
・フェイスブックページの活用
・職場見学会(若年者地域連携事業 和歌山労働局)
・インタビューシップ(近畿経済産業局事業)
・和歌山県立和歌山工業高等学校 企業説明会
・和歌山市企業情報サイト「わく和ーク ナビ」掲載
・和歌山工業高等専門学校にて全学科4年生を対象にした講義「企業実践講座」※長谷部社長
・和歌山県職業能力開発推進者経験交流プラザで講演「技能伝承と人材育成」※西出陽一氏
コンサルタントからの一言
阪和電子工業株式会社様は、「エレクトロニクス業界で知る人ぞ知る」いわゆるB to Bの会社です。私も今まで当会社の事業内容に関して深くは存じていませんでしたが、長谷部社長様にお目にかかり色々とお話を拝聴するうえで、印象が大きく変わりました。やはり新しい技術の開発に果敢に挑戦されています。従来の高いシェアを誇るESD試験機だけに満足することなく、新規事業の参入にも積極的なお考えをお持ちであることが分かりました。
そして、長谷部社長様のお人柄か、社員の意見を「聴く」姿勢が所々でうかがえ、ボトムアップ経営を実行されているなという印象も持ちました。
継続した採用活動は良いと思います。先述のとおり当会社はB to Bの企業であり、他社同様にホームページを拝見する限り改善の余地はあります。当社の素晴らしい技術による商品の紹介に特化しているように感じます。
また細かい点ですが、ホームページのトップ画面に採用ページのバナーがあって分かり易いのですが、加えてエントリー等をする媒体のバナーも用意されているものの一体感に欠けるように思えることから改善をお勧めしました。
素晴らしい取組だと感心したのは、長谷部社長様にお話をお聞きしていると、社員の働き易さを大切に考え、各種施策を実現されてきていることです。
次回の「社長の人材活用日記」のコーナーでは、そういった、社員の働き易い環境づくりや社員の活躍ぶりに焦点をあてた内容を書いていただけるようにお願いしています。
今&未来の創造サポート
代表 谷口 博則
◆ 第二回 ◆
皆さま、こんにちは。
阪和電子工業株式会社、社長の長谷部巧です。
我が社の「社長の人材活用日記」を訪問くださいまして、ありがとうございます。
今回は2回目の投稿です。
少し社員の働き易い環境づくりや社員の活躍ぶりを紹介したいと思います。私は、我が社で働く社員の満足度とお客様の満足度は比例するものであると考えています。そのため、先ずは社員の満足度が高まるよう、働く環境整備にも力を注いでいます。
どうか最後までお読みください。
大学卒業者の離職率
我が社は大学の新卒者を継続して採用していますが、この数年を振り返ってみても、入社3年以内に退職した人は「0(ゼロ)」です。
世間一般的には大学の新卒者が3年以内で辞めてしまう割合は30%近くもあると言われていますので、我が社の成績は優秀だと自負しています。ちょっとプチ自慢したくなります(笑)
これからも継続できるよう、働く環境づくりを意識していきたいと思います。
ユースエール認定企業
「ユースエール」ってご存知でしょうか。
若者の採用・育成に積極的で、若者の雇用管理の状況などが優良な中小企業を若者雇用促進法に基づき厚生労働大臣が「ユースエール認定企業」として認定する制度で平成27年10月からスタートしています。
我が社は、和歌山県では2番目に、そして製造業としては初めての認定企業となりました。
認定を受けるためにクリアすべき項目があります。主なものを紹介しましょう。
1 若者対象の正社員の求人申込みまたは募集を行っていること
2 若者の採用や人材育成に積極的に取り組む企業であること
3 次の要件をすべて満たしていること
・「人材育成方針」と「教育訓練計画」を策定していること
・直近3事業年度の新卒者などの正社員として就職した人の離職率が20%以下
・前事業年度の正社員の月平均所定外労働時間が20時間以下又は週労働時間60時間以上の正社員割合
が5%以下
・前事業年度の正社員の有給休暇の年間付与日数に対する取得率が平均70%以上又は年間取得日数が平
均10日以上
・直近3事業年度で男性労働者の育児休業等取得者が1人以上又は女性労働者の育児休業等取得率が
75%以上
4 次の青少年雇用情報について公表していること
・直近3事業年度の新卒者などの採用者数・離職者数、男女別採用者数、平均継続勤務年数
・研修内容、メンター制度の有無、自己啓発支援・キャリアコンサルティング制度・社内検定等の制度
の有無とその内容
・前事業年度の月平均の所定外労働時間、有給休暇の平均取得日数、育児休業の取得対象者数・取得者
数(男女別)、役員・管理職の女性割合
いかがでしょうか。
このように我が社では、今後も社員が働き易い環境づくりのため、制度の拡充や、人事制度や評価制度を含む既存の様々な制度の見直しを図っていくつもりです。
研究論文の発表
社会に出ても、研究を続けたい、論文を書きたいという強い探求心と挑戦心を持った若者は少なくないと思います。
我が社では、そのような若者は大歓迎です。
通常の仕事と両立していただく必要はありますが、チャンスは限りなくあります。
一例をあげますと、昨年(2016年)11 月 29 日(火)、30 日(水)の 2 日間、開催された「第 26回RCJ 信頼性シンポジウム」において、我が社の取締役 開発部長 澤田真典が「リレーベース ESD 試験装置における、寄生容量に影響を受けた放電波形についての考察」、そして営業部 宮本佳明が「帯電導体板上の絶縁体の逆帯電について その 2」を、それぞれ発表しました。
加えて本プログラムに表彰式典があり、そこで、取締役 開発部長の澤田真典が長年の功績より功労賞を受賞しました。
(RCJ=一般社団法人 日本電子部品信頼性センター)
中小企業ながらも、日本のエレクトロニクス業界発展の一助を担うリーディングカンパニーを自負する我が社だからこそ、志を高く持つ皆さんに担っていただけるものと考えています。
コンサルタントからの一言
阪和電子工業株式会社様は、「エレクトロニクス業界で知る人ぞ知る」いわゆるB to Bの会社です。今回、長谷部社長様から色々とお話を拝聴するうえで、やはり新しい技術の開発に果敢に挑戦されており、従来の高いシェアを誇るESD試験機だけに満足することなく、新規事業の参入にも積極的なお考えをお持ちであることが分かり、とても期待の出来る会社だと思いました。
学校との信頼関係の構築を含み継続した採用活動は良いと思います。先述のとおり当会社はB to Bの企業であり、他社同様にホームページを拝見する限り改善の余地はあります。当会社の素晴らしい技術による商品の紹介に特化しているように感じます。
素晴らしい取組だと感心したのは、長谷部社長様にお話をお聞きしていると、社員の働き易さを大切に考え、各種施策を実現されてきていることです。
阪和電子工業株式会社様は、「エレクトロニクス業界で知る人ぞ知る」いわゆるB to Bの会社です。今回、長谷部社長様から色々とお話を拝聴するうえで、やはり新しい技術の開発に果敢に挑戦されており、従来の高いシェアを誇るESD試験機だけに満足することなく、新規事業の参入にも積極的なお考えをお持ちであることが分かり、とても期待の出来る会社だと思いました。
学校との信頼関係の構築を含み継続した採用活動は良いと思います。先述のとおり当会社はB to Bの企業であり、他社同様にホームページを拝見する限り改善の余地はあります。当会社の素晴らしい技術による商品の紹介に特化しているように感じます。
素晴らしい取組だと感心したのは、長谷部社長様にお話をお聞きしていると、社員の働き易さを大切に考え、各種施策を実現されてきていることです。
今回の「社長の人材活用日記」のコーナーでは、そういった、社員の働き易い環境づくり等に焦点をあてた内容を書いていただけました。ただ残念なことは、そのような取組の内容が外部からは見えにくくなっていることです。
最近の学生は、就職先を決めるポイントに、「楽しそう」「ワクワクしそう」「自身を成長させてもらえそう」をあげたりしています。
学生のご家族の方を含めて当会社のステークホルダーすべてにご理解いただけるよう、機会をみつけて少しずつ情報発信をする工夫をされるのも効果が期待できるかと思います。
今後ますますのご発展をお祈りいたします。
今&未来の創造サポート
代表 谷口 博則
会社概要 |
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商号 |
阪和電子工業株式会社 |
創業/設立 |
1966年(昭和41年)10月 / 1976年(昭和51年)12月 |
資本金 |
2,000万円 |
代表者 |
代表取締役 長谷部 巧 |
従業員 |
54名(パート社員含む) |
営業種目 |
■各種半導体評価用測定機器及び検査機器の開発製造・販売、 ■エレクトロニクス制御機器の開発及びOEM製作 |
本社 |
所在地 〒649-6472 和歌山県和歌山市大垣内689-3 |
会社URL |
http://www.hanwa-ei.co.jp/ |
採用窓口 |
総務部 Tel: 073-477-4435(代表) / Fax: 073-477-3445 |
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info@ hanwa-ei.co.jp |
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