【和歌山県】未来を動かす、人と組織の成長シナリオ
-インナーブランディングを通じた人的資本経営の実践-

"内なる力"を、地域のチカラへ。
和歌山の中小企業には、世界に誇れる技術と製品があります。しかし、その価値が社外に十分伝わらず、社員自身も自社の強みを実感できないことで、人材定着や後継者育成に課題が生まれています。
本セミナーでは、インナーブランディングを起点に、社員が自社の価値を再認識し、誇りを持って働ける環境づくりを実践的に学びます。オープンファクトリーなどの発信機会を活かしながら、「2030年の自社像」を描き、地域とともに人的資本経営を推進する土壌を育てる-その第一歩を踏み出しましょう。
内なる力を見つめ直し、それを地域の力に変える。未来を動かすのは、あなたの決断です。
日時
2026年2月9日(月)13:30~16:30(13:00~受付開始)
会場
和歌山城ホール 展示室(和歌山県和歌山市七番丁25-1)
対象
経営者、マネジメント層、金融機関、中小企業支援機関など
定員
50名程度
プログラム
全体ファシリテーター:
みずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社 社会政策コンサルティング部 マネージャー 森安 亮介氏
総合人材会社や人材業界団体を経て、2015年より現職。慶應義塾大学大学院で労働経済学・計量経済学を学び、2022年1月博士号取得。慶應義塾大学経済研究所パネルデータ設計・解析センター共同研究員。
【第1部】
SESSION【学びと気づきのセッション】〔13:30~13:35〕オープニング
〔13:35~14:55〕ケーススタディ
和歌山県内でインナーブランディングや人材定着・育成に成功している企業の取り組みを紹介。特にOpen Factoryへの参加企業から、現場での工夫や成果を語っていただきます。
●case study1 「「チャレンジする社風」で人を育み、伝統を未来につなぐ。」
株式会社能作は、伝統的な高岡銅器の技術を継承しつつ、現代のライフスタイルに合わせたものづくりを進め、近年では産業観光や錫婚式、錫のジュエリーブランドの立ち上げなど、新たな分野にも挑戦を続けています。「楽しく仕事をすること」「地域社会への貢献」を大切にする能作の企業文化は、社員の自主性を育み、自社のみならず高岡という地域とのつながりを大切にする企業風土を醸成しています。本講演では、伝統を守りながら革新を続ける能作の多岐にわたるチャレンジを通して、人を育て、地域と企業を強くする人的資本経営のヒントを紐解きます。
登壇:株式会社能作 代表取締役社長 能作 千春氏
●case study2 「強みをベースに、全員経営で企業を変える」
和歌山・有田のみかんの可能性を社員とともに拡げつづけている株式会社早和果樹園。みかんの40%の残渣を丸ごと捨てずに活用し、漢方原料やスムージーへ展開する"捨てない加工"でみかんの6次産業化を進めています。そんな同社の成長の原動力は人。社員一人ひとりの強みをベースに、更なる挑戦ができる「場」を耕し続けることで、会社の可能性を切り拓いてきました。人的資本経営の観点も踏まえながら、同社が進めてきた、社員ひとりひとりの成長を会社の力に変える参加型経営の実践を語って頂きます。
登壇:株式会社早和果樹園 代表取締役社長 秋竹 俊伸氏
〔14:55~15:25〕トークセッション「これからの時代の『選ばれる企業』を捉えなおす」
2040年、日本は1,100万人の労働力不足に直面します。人材流動化が進む時代、企業に求められるのは「選ばれる存在」になること。本セッションでは、能作千春氏と秋竹俊伸氏が、事業と組織をどう育み、人の心をつかむ企業へ進化するのか、その本質を語り合います。
登壇:株式会社能作 代表取締役社長 能作 千春氏富山県生まれ。神戸学院大学を卒業後、アパレル関連会社で通販誌の編集に携わる。その後、家業である株式会社能作に入社。物流課長、産業観光部長などを経て2023年代表取締役社長に就任。能作の顔として会社のPR活動に取り組む。ものづくりの枠にとらわれないイノベーションで地域と伝統産業のさらなる発展を目指している。
登壇:株式会社早和果樹園 代表取締役社長 秋竹 俊伸氏和歌山県有田市生まれ。農林水産省果樹園芸試験場興津支場(現農研機構)を経て1996年就農。出荷母体である共選組合の法人化に伴い同社に参画するも、30歳すぎまでは専業農家としてミカン栽培に従事。以後、総務部長、専務を経て2017年代表取締役社長に就任。「みかんの価値を上げる」を指針とし、加工を通じて有田みかん産業の持続発展を目指す。ビジネス学修士(MBA)。有田市地域農業士。和歌山県農業法人協会会長。日本食農連携機構理事。
〔15:25~15:40〕サマリー「労働供給制約社会における人的資本経営の可能性と人財活用ガイドライン(仮)」
【第2部】
WORKS【個人ワークと共有】このセッションでは、「2030年の自分・自社・そして和歌山」を描き、未来から逆算して今必要な経営判断を整理します。行政や施策をどう「使う」か、社員の内発的動機を高める仕掛けをどう組み込むか―過去の転機を振り返りながら、人的資本経営の視点で次の一手を考えます。
申込方法
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※お申込みいただいた個人情報は、本事業の主催及び運営事務局で共有し、イベントの目的及び人材支援に関するサービスの提供や各種分析等の集計に使用し、それ以外の目的で使用することはありません。
お問合わせ先:一般財団法人 大阪労働協会
〒540-0033 大阪府大阪市中央区石町2-5-3 エル・おおさか南館8階
TEL:06-6947-5260/9:15~18:00※土日祝を除く
MAIL:info-7@hatarakunarakinki.go.jp
【主催】近畿経済産業局
【協力】和歌山県
【実施団体】一般財団法人大阪労働協会
このイベントは令和7年度「近畿経済産業局における地域中小企業人材確保支援等調査・分析」(事業区分A)の一環として実施します